目次
生後6ヶ月の赤ちゃんの生活リズム
生後6か月の赤ちゃんの生活リズムについて解説します。
1日の生活スケジュール例や、この時期の赤ちゃんの生活に取り入れたいことなどを紹介します。
1日の生活スケジュール【生後6ヶ月の事例】
※下記の表は生活リズムの一例であり、赤ちゃんによって大きく個人差があります。
0:00~1:00 | 睡眠 |
1:00~1:30 | 授乳 |
1:30~5:30 | 睡眠 |
5:00~5:30 | 授乳 |
5:30~7:30 | 睡眠 |
7:30~8:30 | 遊び |
8:30~9:30 | 離乳食・授乳 |
9:30~10:30 | 散歩 |
10:30~12:30 | 睡眠 |
12:30~13:30 | 離乳食・授乳 |
13:30~16:00 | 遊び・お出かけ |
16:00~16:30 | 授乳 |
16:30~18:30 | 睡眠 |
18:30~19:30 | 入浴・遊び |
19:30~20:00 | 授乳 |
20:00~0:00 | 睡眠 |
授乳回数 : 5~9回
ミルク : 220mlを5回
生後6ヶ月の生活リズムの特徴
1.夜に長く眠るようになるが夜泣きもある
日中は3~4時間程度お昼寝をして、夜は9~10時間続けて眠るという生活リズムになってきます。
一方で、夜泣きもよくします。
この時期の夜泣きは、心や体の発達に伴い、日中に様々な刺激を受けて興奮することも原因と考えられています。
夜泣きをしたら、添い乳をする、白湯を飲ませる、体をやさしくトントンするなどして、落ち着かせます。
また、夜にぐっすり眠れるように、日中は、散歩や遊びで運動することも効果的です。
起きる時間、寝る時間、食事を食べる時間、遊ぶ時間など、毎日の生活リズムを一定にして、生活習慣を整えましょう。
2.離乳食は2回に増える
生後5か月から離乳食を始めていた場合、生後6か月では1日2回の離乳食になります。
2回に増えるといっても、離乳食を食べる量がいきなり2倍になるわけではなく、追加した1回は半分以下の量から始めていきます。
離乳食のタイミングは「朝と昼」でも、「朝と夜」でも、「昼と夜」でも構いませんが、できるだけ毎日同じ時間に離乳食を食べるようにしましょう。
タイミングが日々変わると生活リズムが安定せず、授乳時間や睡眠時間にも影響ができます。
また、生後9か月に離乳食が2回から3回に増えた時に生活リズムが大きく変わってしまわないように、できるだけ親の食事の時間に前後した近い時間に食べさせるようにすると3回食になる時にスムーズに移行できます。
3.授乳回数が減ることも
生後6か月の時期は、まだまだ離乳食からの栄養は少なく、1日の80%以上を母乳に頼っています。
そのため、離乳食後にも母乳が必要であり、授乳回数はあまり減りません。
しかし、お粥に加えて野菜や魚などもよく食べる赤ちゃんであれば、自然と母乳を飲む量が減り、1日の授乳回数が1回程度減ることもあります。
それでもまだ、夜の授乳は1~2回は求められる時期です。
生後6ヶ月の生活に取り入れよう
生後6か月の赤ちゃんのお世話をしていく中で、生活リズムに取り入れてあげたいことを紹介します。
1.全身を使った遊びをしよう
体の中心から手足にかけての全身の筋肉が発達し、いよいよ生まれて初めての自力移動である寝返りが完成する時期です。
首を始めとした体全体に安定感がでてくるので、「たかいたかい」や「きこうき」などの全身を動かす遊びもできるようになります。
赤ちゃんは「たかいたかい」のような風景が一気に変化して、浮遊感を感じられる遊びが大好きなので、たくさんの笑顔を見ることができるでしょう。
ただし、まだこの時期は激しくならないようにゆっくりと体を持ち上げる程度にしましょう。
また、大好きなおもちゃを手が届くかどうかのちょっと離れた場所において、寝返りやずり這いなどで移動して取りに行ってもらうようにすることで、さらに全身の運動機能の発達を促していきます。
2.旅行や遠出をしてみよう
赤ちゃん自身にとっては遠出や旅行は生活環境が変わってしまうためそれなりにストレスになります。
生活リズムが崩れて、夜泣きをしたり、母乳のタイミングがずれることもよくあります。
しかし、ママ・パパからすると生後6か月は旅行や遠出しやすい時期だといえます。
なぜなら、離乳食が始まったばかりで、2~3日の旅行であれば母乳だけで過ごせるので離乳食を準備する手間がないからです。
また、赤ちゃんがハイハイなどであちこちに移動する心配もないので、リラックスして過ごすことができるからです。
妊娠中に旅行したっきりどこにも出かけていないのであれば、生後6か月の旅行はおすすめです。
3.赤ちゃんの意思に応答してあげよう
生後6か月は感情が複雑に分化してきて知性も感じられるようになり、泣くだけでなく、「あー、うー」と声を出して不満をママに訴えることも増えてきます。
赤ちゃんが声が聞こえたら、「どうしたの?」「このおもちゃが欲しいの?」「はい、どうぞ!」などと積極的に話しかけましょう。
「まんま」「ママ」などの意味のある言葉を話せるようになるのはまだ先ですが、たくさん話しかけることで、聞く力や言葉の発達を促していくことができます。