目次
生後9か月の赤ちゃんの生活リズムについて解説します。
1日の生活スケジュール例や、この時期の赤ちゃんの生活に取り入れたいことなどを紹介します。
1日の生活スケジュール【生後9ヶ月の事例】
※下記の表は生活リズムの一例であり、赤ちゃんによって個人差がかなりあります。
0:00~1:00 | 睡眠 |
1:00~1:30 | 授乳 |
1:30~7:00 | 睡眠 |
7:00~8:00 | 離乳食・授乳 |
8:00~11:00 | 散歩・遊び |
11:00~12:00 | 離乳食・授乳 |
12:00~15:00 | 睡眠 |
15:00~15:30 | 授乳 |
15:30~17:30 | 遊び・お出かけ |
17:30~18:00 | 入浴 |
18:00~19:00 | 離乳食・授乳 |
19:00~20:00 | 遊び |
20:00~0:00 | 睡眠 |
授乳回数 : 5~7回
ミルク : 240mlを5回
生後9ヶ月の生活リズムの特徴
1.離乳食が1日3回になる
生後9か月からはいよいよ離乳食が3回になります。
といっても追加した1回は他の回のだいたい半分の量から始めます。
だいたい1か月かけて同じ量まで増やしてきます。
これにより1日に必要な栄養の半分以上を離乳食で摂取することができるようになり、いよいよ卒乳へのカウントダウンが始まります。
3回の離乳食を食べさせるタイミングは、できるだけママ・パパと一緒に食べることが望ましいですが、親自身が食事を用意したり食べたりする必要もあるため、その時間の前後に食べさせるとよいでしょう。
毎日決まった時間に離乳食を食べて生活リズムを安定させることが大切です。
2.夜の授乳は1回で大丈夫
生後9か月からの離乳食は「カミカミ期」と呼ばれ、例えばお粥も「5倍がゆ」から「4倍がゆ」へと固くなっていきます。
離乳食が固くなってくることで消化に時間がかかり腹持ちもよくなってきます。
自然とおっぱいを求める回数も減ってきます。
授乳の回数は1日5~6回程度になるでしょう。
夜の離乳食もしっかりと食べられるようになれば、基本的に夜の授乳は必要なくなります。
ただし、この時期はまだ3回食になったばかりで、赤ちゃんも夜中の授乳を習慣にしているため、どうしても1回は欲しがって泣いてしまうでしょう。
おっぱいを欲しがるようであれば、今ならあげても問題ありません。
ただし、夜中に2回・3回とあげてしまうのは、離乳食の進みにも影響がでる可能性があるので、できるだけ控えましょう。
3.お昼寝も1回で大丈夫
1日に寝る時間は赤ちゃんによっても個人差がありますが、生後9か月の時期であればだいたい14時間前後です。
昼寝は2~3時間、夜は10~12時間の睡眠に落ち着いてきます。
早寝早起きを習慣づけるために、午前中によく遊んでお昼ご飯を食べたら、正午前後からお昼寝を始めるようにするのが理想的です。
特に夜更かしをしがちな赤ちゃんであれば、このような生活リズムを心がけましょう。
仮に1日2回のお昼寝をしていても、夜9時前後には眠ってくれる赤ちゃんであれば特に問題ないでしょう。
生後9ヶ月の生活に取り入れよう
生後9か月の赤ちゃんのお世話をしていく中で、生活リズムに取り入れてあげたいことを紹介します。
1.コップトレーニングを始めてみよう
1歳を前にして、この時期に保育園に預け始めるというママも多いのではないでしょうか?
保育園に預ける場合、日中は母乳をあげることができないので赤ちゃんにはミルクを飲んでもらう必要があります。
母乳からミルクに移行する際に哺乳瓶で飲ませるのではなく、コップやストローマグで飲む練習をするとよいでしょう。
ちょうど生後9か月頃から、この時期に不足しがちな鉄分やカルシウムなど栄養素を強化したフォローアップミルクを飲み始めることができるようになります。
離乳食の後にマグなどでフォローアップミルクを飲ませてみましょう。
ミルクに慣れてくると1~2か月程度でおっぱいへの執着がなくなり自然卒乳ができる赤ちゃんもいます。
2.公園で思いっきりハイハイしてみよう
生後9か月頃の赤ちゃんはとにかくハイハイが大好きです。
上手にできるようになったハイハイで縦横無尽に駆け回る姿を見ることができます。
家の狭いスペースでハイハイさせるだけでなく、屋外の広い場所でもハイハイを楽しませてあげて下さい。
ハイハイしかできない赤ちゃんを公園で遊ばせるのに抵抗のあるママもいるかもしれませんが、汚してもよい服を準備したり、お砂場着を着せるなどして、汚れを気にせず思いっきりハイハイさせてあげましょう。
たくさん運動するほど、夜にしっかりと眠ることができますし、手足の機能もどんどん発達していきます。
なお、この時期は気になった物を何でも口にいれてしまうので、公園に落ちているゴミなどを食べてしまわいように注意して見守りましょう。
3.真似っこ遊びをしてみよう
生後9か月は、大人がしていることを自分でもやってみたくなり始める時期です。
大人の真似をして遊ぶこともできるようになってきます。
とはいっても、この時期はごく簡単な真似っこしかできません。
「バイバイ」と手を振ったり、「ぱちぱち」と拍手をしたり、「どうぞ」とおもちゃを差し出したりする程度です。
それでもママ・パパにとってはとても大きな進歩に感じることでしょう。
どの仕草もとっても可愛いので、赤ちゃんの目の前で「バイバイ」や「ぱちぱち」をして真似してもらいましょう。
こうした親子のコミュニケーションをたくさんすることで言葉の発達を促す効果も期待できます。