保育園や幼稚園はもちろん、子供のいる家庭でも楽しめる七夕の過ごし方を紹介します。
七夕行事の定番の過ごし方はもちろん、ちょっと変わったアイデアも取り入れて、例年より笑顔がたくさんあふれる七夕にしましょう。
子供と何をする?七夕行事の楽しみ方【7選】
1.七夕飾りを作る
まずは、定番の過ごし方ですが、何といっても七夕飾りを作りましょう。
七夕飾りは短冊や吹き流し、投網など多種多様にあるので、小さい子供から大人まで時間をかけて工作を楽しめます。
七夕の詳しい種類や作り方はこちらのコラムを参考にしてください。
七夕の飾りは、見た目の美しさを楽しむだけではなく、飾り一つ一つにも意味があって、様々な願いを込めることができます。
1つでも多くの種類の七夕飾り作りに挑戦して、1年に1度の華やかな七夕の夜を迎えましょう。
2.願い事を書く
織姫と彦星の望みが1年にたった1度だけかなえられるのが七夕です。
当然、保育園や幼稚園で願い事を書いて笹竹に飾っていると思いますが、近所のスーパーや図書館、児童館などにも自由に短冊に願い事を書けるコーナーが設けられているので、親子で願い事を書いてみましょう。
七夕の願い事は、本来、機織りなどの「技芸」の向上を願うものなので、楽器やスポーツなどの趣味で上達したいことを書くとよいでしょう。
3.織姫と彦星を見る
短冊で願い事は書くけれど、7月7日に織姫と彦星を見たことがない人も多いのではないでしょうか。
織姫はこと座の「ベガ」、彦星はわし座の「アルタイル」のことですが、夜空に見つけることはできますか?
例年7月7日は梅雨明けしておらず、星空を見ることが難しいのですが、もしも、織姫と彦星を見ることができたら、本当に願い事がかないそうな気がしますよね。
実際、織姫と彦星を見ながら願い事をすると3年以内にかなうという言い伝えもあります。
「ベガ」と「アルタイル」は、はくちょう座の「デネブ」とともに「夏の大三角」を構成しています。
夏の大三角形は晩御飯を食べ終える8~9時頃、東の空に見えます。
織姫の「ベガ」は東の空のかなり高い位置にひと際明るく輝いているのですぐに見つけられるでしょう。
※画像はイメージです。実際の見え方とは異なります。
4.船や紙人形を浮かべる
七夕は笹竹に短冊などを飾るだけでなく「七夕流し」と言って、七夕飾りや紙人形、船などを川に流す風習がある地域もあります。
もちろん、許可なく川にものを流すと問題になりますので、その代わりに和紙で船や人形を追って、お風呂などに浮かべて遊んではいかがでしょうか?
晴れていれば真夏のように暑い時期なので、ビニールプールで水遊びをしながら浮かべても楽しいでしょう。
また、紙人形を浮かべるときは、作った人の健康を願いうと七夕のご利益があるかもしれません。
5.そうめんを食べる
仙台など七夕の日にそうめんを食べることを習慣としている地域もあります。
七夕祭りの本場に合わせて自宅でもそうめんを食べましょう。
短冊の起源である5色の糸にみたてて、紅白のそうめんで家族の無病息災を願いましょう。
もともと7月7日はひな祭りや端午の節句と同じ、節句のひとつであり、その季節に旬の食べ物を食べて健康を祈る意味合いもあります。
そのため、夏野菜の天ぷらや、スイカなど、この時期ならではの食べ物と一緒に食事するのがおすすめです。
また、よりエンターテイメントな夜にするのであれば、ぜひ、流しそうめんを楽しんでください。
近所の子供たちが集まって、竹で作った流しそうめんができれば、楽しい七夕の夜として長く思い出に残ることでしょう。
6.花火をする
全国で七夕にちなんだ夏祭りが開催されており、なかでも花火大会が人気です。
花火大会に家族で出かけるもの良いですが、近所の公園で手持ち花火を楽しんでもよいでしょう。
花火だけでなく、天の川に隔てられた頭上の織姫と彦星を見て願い事をすることを忘れないでください。
花火をしてしまうと目がチカチカして夜空の「ベガ」と「アルタイル」を見るけることが難しくなるため、先に夏の大三角を見つけて願い事をしておきましょう。
7.芸を披露する
先ほども述べたように、七夕は本来「豊作」と「技芸」の向上を願う行事です。
「豊作」はその年の秋の収穫をもって願いがかなえられたかわかりますが、「技芸」については特に願いがかなったか振り返ることはありません。
そこで、七夕に願ったことが叶ったかどうかを確かめるために「技芸」を披露してはいかがでしょうか。
例えばパパが「ギターが上手になりたい」と願っていたら、翌年に上達ぶりを披露したり、子供が「字が上手に書けるようになりたい」と願っていたら、実際に書道などで書いてみせるなどします。
毎年、技芸を披露することが恒例となれば、そのために練習に励むことになり、結果として本当に願いが叶う可能性が高くなるでしょう。