目次
幼稚園が夏休みに入ると毎日、ママと過ごすことになります。
年少・年中・年長の学年別にどんな過ごし方が良いのか紹介します。
夏休み期間中の預かり保育
1.こども園であれば助成があることも
ママがアルバイト・パートをしていて夏休み期間中も預かってほしい場合もあるでしょう。
通っている幼稚園で夏休み期間中の預かり保育があれば利用しましょう。
基本的には1日ごとの有料制になっています。
通わせている幼稚園が保育機能のある「こども園」であれば、就労条件次第では、市町村からの助成を受けて預かってもらうことも可能です。
この場合、保育認定を受けるための申請が必要になります。
ただし、定員枠があるため、希望通り認定保育が受けられない場合もあります。
2.保育園の一時預かりも利用できる場合も
通わせている幼稚園ではなく、地域の保育園の一時預かりを利用するという方法もあります。
認定こども園とはことなり自治体の保育認定の手続きが必要ないため気軽に利用しやすいという特徴があります。
ただし、一時預かりは、在園中の児童に欠席予定がある場合に、外部の子供を受け入れるという仕組みであるため、希望日に必ず預けられるわけではないため注意が必要です。
また、全ての保育園が一時預かりをしてくれるわけではないため、自治体に問い合わせて利用可能な保育園を教えてもらいましょう。
3.幼児教室に預ける
仕事はしていないが、毎日ママ一人で子供の相手をしていると心身が疲労してしまいます。
少しの時間でも子供を預けて息抜きをしたくなることもあるでしょう。
そんな時は子供を幼児教室に通わせると、習い事もできて一石二鳥です。
夏期講座を設けている幼児教室はそれほど多くはありませんが、例えば、公文式では「夏の特別教室」として夏休み期間中だけ通わせることができるコースが設けられています。
こうした幼児教室は週1~2回で1時間程度ですが、その間はカフェなどで息抜きもできるので大助かりです。
学年別の夏休みの過ごし方
子供の発達状況に合わせた夏休みの過ごし方について紹介します。
1.学年共通
まずは、年齢に関わらない定番の過ごし方を紹介します。
たくさん紹介しますので、1日1つやるだけでも夏休みの大半が終わってしまいますよ。
ぜひ、色んな体験をしてください!
外での過ごし方
自宅での過ごし方
2.年少の場合
幼稚園に通い始めたばかりで、ようやく慣れたころです。
初めての夏休みに入ると大好きなママとずっと一緒にいられるのでとても喜んでいることでしょう。
さて、年少の幼児にあった過ごし方ですが、この時期は、知能については「ひらがな」や「数」が分かり始める時期です。
そこで、「かるた」などを使ってひらがなの読み方を覚えたり、身近なものの数を数えることを繰り返すとよいでしょう。
また、ものごとを抽象化して分類できる知能も発達する時期でもあります。
たとえば、「動物」と「植物」の分類や、「海の生き物」「陸の生き物」の分類などもできるようなるため、様々な絵本や図鑑を見て、動物か植物かの「あてっこ」なども楽しめます。
また、社会のルールを少しずつ理解できるようになってくるため、外に出かけた時に、信号の見方や横断歩道の渡り方などを教えてあげましょう。
3.年中の場合
年中の幼児はある程度、身の回りのことが自分でできるようになっています。
自分のことに加えて簡単な家の「お手伝い」もできるようになると良いでしょう。
親が強制的にやらせるというよりも、遊び感覚で「洗濯を畳む」「掃除機をかける」など1日1つ何かを手伝ってもらい、ご褒美のシールなどをプレゼントします。
また、例えば「1つの植木鉢に毎朝水をやる」等といった夏休み中の役割を任せてみるということもやってみましょう。
知能については、「ひらがな」や「数字」が書けるようになる時期ですので、なぞり書きを繰り返すと良いでしょう。
また、分類については、「夏の生き物・食べ物」など季節ごとに事象を分類して、四季の特徴を意識させることで、自然への関心を高めることができます。
4.年長の場合
年長の夏休みは、いよいよ小学生へのカウントダウンが始まります。
夏休みを利用して入学の準備を進めていきましょう。
まず、小学生になるための基本的な生活習慣を身に着けるために、「時間」について理解することが必要です。
時計を見て行動できるように、12時になったらお片づけをして昼を食待つ、3時になったら自分でおやつを台所から出してくるなどを実践してみましょう。
勉強面については「ひらがな」に加えて「カタカナ」の読み書きを練習する、簡単な「足し算」をするなどの学習に取り組みましょう。
また、社会の勉強のために、お金で何かを買うという経験も何度かしてみましょう。
もちろん、お金がどうして大切なのかもしっかり教えましょう。