赤ちゃんの服装~ベビー服の種類が全てわかる!~

たくさんあるベビー服の種類を全て紹介します。

さらに「月齢」と「季節」に合せた赤ちゃんの服装も紹介します。

新生児から1歳前後までの赤ちゃんに適したベビー服の組み合わせで、毎日を快適に過ごしましょう。

ベビー服の種類一覧

赤ちゃんの季節ごとの服装を知る前に、どんな種類のベビー服があるのかおさらいしましょう。

1.肌着

短肌着


月齢:0か月(新生児)~5カ月頃まで

短肌着は主に新生児期に大活躍する肌着です。

短肌着の特徴は前開きができること。そのため、赤ちゃんが寝たままのお着替えでとても簡単です。

前開き部分は「紐」もしくは「スナップボタン」で留めるようになっています。

しかし、寝返りができるようになる4~6カ月頃になると、赤ちゃんがお着替えの最中に激しく体を動かすようになるため、紐やボタンを留めるのがたいへんになってきます。

長肌着


月齢:0か月(新生児)~3カ月頃まで

短肌着と同じく前開きの下着です。

着丈が短肌着よりも長く、足の指先まですっぽりと覆うことができます。

あまり体を動かさない新生児期に使用されます。

しかし、2~3か月頃から足をバタバタさせるようになると、肌蹴やすいという欠点があるため、産院で指定がない限り敢えて購入する必要はありません。

コンビ肌着

月齢:0か月(新生児)~5カ月頃まで

コンビ肌着は、はだけやすい長肌着の欠点を解消した肌着です。

あまり動かない新生児期は長肌着としてすっぽり身を包み、2~3か月頃になるとスナップボタンを使って足を片方ずつ包むことができます。

季節を問わず使えるのでとても重宝されます。

ロンパース

月齢:3か月~11か月

短肌着の月齢後に使うようになる肌着です。

首もとがクロスカットになっているため、赤ちゃんの大きな頭でも簡単に着せることができます。

前開きではないため赤ちゃんが激しく動いても簡単に着させることができます。

また、スナップボタンを使って股下で留める構造になっているため、ハイハイなどをしても肌蹴てお腹が冷える心配がありません。

ボディスーツ(長袖ロンパース)


月齢:3か月~11か月

ボディスーツは寒い季節の肌着として活躍する長袖ロンパースです。

タンクトップ


月齢:7か月~

タンクトップはスポッと上から着るだけなので、最も手間のかからない下着です。おすわりする時間が増えてきたら使い始めます。

はだけやすいので着丈の長いものを選びましょう。

女の子の場合はキャミソールでも代用できます。

Tシャツ

月齢:7か月~

夏場はTシャツ1枚で済むため、あると便利です。

ただし、頭の大きい赤ちゃんにとっては首の穴が小さいため、少し着させにくいです。

首もとにスナップボタンが付いているものであれば頭も簡単に通ります。

2.上着

ベビードレス

月齢:0か月(新生児)~3カ月頃まで

ベビードレスは前開きの上着で、足の指先まですっぽり包み込んでくれます。

じっとしていて動かない新生児向けのベビー服です。

お宮参りにもベビードレスを着せて、上から着物を掛るのが一般的です。

ツーウェイオール(カバーオール)

月齢:0か月(新生児)~5カ月頃まで

生後半年頃までの上着と言えば、何といってもこのツーウェイオールです。

前開きのベビー服で、新生児期はベビードレスとして使い、足をバタつかせるようになったらスナップボタンで足を片方ずつ包み込みます。

スナップが多く、全て留めるのに時間がかかるため、夜中のオムツ交換では少し面倒に感じます。

長袖Tシャツ

月齢:7か月~

薄手のロングTシャツは春秋の上着として活躍します。

赤ちゃん用は首もとにスナップボタンが付いていて、大きな頭もスムーズに入れることができるようになっています。

トレーナー

月齢:7か月~

寒い時期に活躍する長袖で厚着の上着です。

トレーナーには綿素材のほかにフリース地等の化繊素材があります。

赤ちゃんの場合は新陳代謝が多いため、汗を吸収してくれる綿素材がおすすめです。

冬場の静電気も発生しにくいです。

半ズボン(短パン)

月齢:7か月~

「ずりばい」や「ハイハイ」が始まるとボタンの多いツーウェイオールが面倒になってきます。そうなったらズボンの方が簡単でオシャレです。

暑い時期はショート丈や七分丈のズボンをはかせましょう。

長ズボン

月齢:7か月~

夏以外の季節では長ズボンをはかせましょう。

ハイハイで膝が擦れるが気になる月齢の時も活躍します。

ワンピース

月齢:7か月~

赤ちゃん用のワンピースもあります。

行事などでオシャレをしたいときに使います。

オムツが丸見えにならないように、股下にインナーがついているものがおすすめです。

3.アウター(防寒着)

ベスト

月齢:0か月(新生児)~

前開きで袖がないベストは、肌寒い時期にさっと着せることができるため新生児期から大活躍します。

暑がりの赤ちゃんであれば冬もダウンのベストなどで外出することもできます。

パーカー

月齢:7か月~

少し肌寒い日にさっと着せる防寒着です。

フードが付いていて帽子代わりになるので春・秋のお出かけで活躍します。

セーター(カーディガン)

月齢:0か月(新生児)~

春や秋の肌寒い夜に活躍するアウターです。

月齢5ヵ月くらいまでなら前開きのカーディガン、それ以降は頭からかぶるセーターが便利です。

ジャンプスーツ(カバーオール)

月齢:0か月(新生児)~1歳

ジャンプスーツは手首・足首まですっぽりと包みこむベビー用のコートです。

生地はフリースやダウンなどがあります。

気温0℃前後の真冬に外出する際はダウンのジャンプスーツを着ます。

コート

月齢:0か月(新生児)~

コートは上半身だけを包み込むアウター全般のことを指します。

ダウンコート、ピーコート、ダッフルコートなど形状は様々です。

上下のコーディネートを楽しめるため、ジャンプスーツよりもオシャレになります。

4.小物

おくるみ(アフガン)

月齢:0か月(新生児)~3か月頃

赤ちゃんを包み込む布です。

特に生まれたばかりの赤ちゃんは、包まれることでママのお腹の中にいるような安心感を得ることができます。

綿100%のタオル地やガーゼ地のアフガンが基本ですが、冬用としてフリース地も売られています。

ミトン

月齢:0か月(新生児)~6か月頃

生後6カ月頃までは、爪で顔を引っ掻くことがよくあります。

ミトンをつけることで引っ掻き傷の防止になります。

しかし、傷はすぐに綺麗になるため基本的には必要はありません。

アトピーの赤ちゃんの場合は、医師と相談した上でミトンをつけるか決めましょう。

帽子

月齢:0か月(新生児)~

春夏は紫外線対策のため、つばの大きい帽子を被ります。

冬はニット帽などで防寒します。

外出する時は必須のアイテムです。

靴下

月齢:4か月(新生児)~

寒い時期に外出する際に着用します。

生後3か月頃までは足先まですっぽり包むカバーオールを着ることが多いため、あまり必要はありません。

レッグウォーマー

月齢:0か月(新生児)~

気温が低く、赤ちゃんの足首が冷たくなっているときに着用します。

靴下のように滑ることがないので室内でも安心して使用できます。

暑がりの赤ちゃんには不要です。

手袋

月齢:0か月(新生児)~

寒い時期の指先の防寒対策として使います。

赤ちゃんは、手袋で遊んで失くしてしまうことがよくあります。そのため紐付きを選びましょう。

シューズ

月齢:10か月~

つかまり立ちができるようになると、そろそろ公園デビューの時期です。

初めての靴(ファーストシューズ)は、靴底が柔らかく、ややハイカットの形状を選ぶことが一般的です。

季節ごとの服装(ベビー服の組み合わせ方法)

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1.春・秋

月齢0ヵ月(新生児)~6か月頃

屋内の服装(想定気温:20~22度)
〇短肌着+ツーウェイオール
〇コンビ肌着+ツーウェイオール

春・秋は肌着と上着の2枚で過ごします。朝夕などの肌寒い時間帯はベストやカーディガンを重ね着します。

屋外の服装(想定気温:20~22度)
〇短肌着+ツーウェイオール+ベスト+帽子
〇コンビ肌着+ツーウェイオール+ベスト+帽子

外出時も春・秋は肌着と上着の2枚です。20℃未満になるような涼しい日にはベストやカーディガン、パーカーなどを着せましょう。

紫外線対策のため帽子も忘れずにかぶりましょう。

月齢7ヵ月(新生児)~1歳頃

屋内の服装(想定気温:20~22度)
〇タンクトップ+長袖Tシャツ+ズボン
〇ロンパース+長袖Tシャツ+ズボン

赤ちゃんが動き回るようになったら上着とズボンのセットにします。

肌着は基本的にタンクトップとなります。涼しい日でお腹の冷えが気になる場合には下着としてロンパースを着せましょう。

屋外の服装(想定気温:20~22度)
〇タンクトップ+長袖Tシャツ+ズボン+ベスト
〇ロンパース+長袖Tシャツ+ズボン+ベスト

涼しい日に外出する時はアウターとしてベストやパーカーを来て防寒をします。

2.夏

月齢0ヵ月(新生児)~6か月頃

屋内の服装(想定気温:25~27度)
〇短肌着+コンビ肌着
〇コンビ肌着
〇ツーウェイオール

基本的にはコンビ肌着1枚か、夏用の薄手のツーウェイオール1枚で過ごします。レストランなど冷房が強く効いている場所では、肌着を重ね着します。

屋外の服装(想定気温:30度)
〇コンビ肌着+帽子
〇ツーウェイオール+帽子

非常に熱いため帽子だけでなく日傘も持っていきましょう。

月齢7ヵ月(新生児)~1歳頃

屋内の服装(想定気温:25~27度)
〇Tシャツ+ズボン
〇タンクトップ+Tシャツ+ズボン

赤ちゃんが動き回るようになったらTシャツとズボンのセットにします。上着はTシャツ1枚で問題ありません。冷房が強い場所ではインナーとしてタンクトップを着るとよいでしょう。

屋外の服装(想定気温:30度)
〇Tシャツ+ズボン+帽子

強い日差しを避けるためツバの広い帽子が必須です。

3.冬

月齢0ヵ月(新生児)~6か月頃

屋内の服装(想定気温:20~22度)
〇短肌着+ツーウェイオール
〇コンビ肌着+ツーウェイオール
〇コンビ肌着+ツーウェイオール+ベスト

陽射しのある日中は、短肌着と厚手のツーウェイオールでも構いません。暖房温度を低めに設定している場合には、肌着をコンビ肌着にするとより暖かいです。寒そうであればベストなどを着せます。

屋外の服装(想定気温:10度)
〇コンビ肌着+ツーウェイオール+ジャンプスーツ
〇コンビ肌着+ツーウェイオール+おくるみ

防寒用のアウターとしてジャンプスーツが必要です。動きが少ない生後1~2か月までであればフリースや毛布のおくるみで代用する方法もあります。

月齢7ヵ月(新生児)~1歳頃

屋内の服装(想定気温:20~22度)
〇タンクトップ+長袖Tシャツ+ズボン
〇タンクトップ+トレーナー+ズボン
〇ロンパース+長袖Tシャツ+ズボン
〇ロンパース+トレーナー+ズボン

冬でも暖房のきいた室内で遊んでいる時は、暑くて汗をかくこともあるため薄着を心がけましょう。

20度以下に冷えている場合には、ベストやトレーナーを重ね着します。

屋外の服装(想定気温:10度)
〇Tシャツ+トレーナー+ズボン+コート
〇長袖ロンパース+トレーナー+ズボン+コート

ダウンコートなど風を通さない厚手のコートを着せましょう。公園などで遊ぶ場合には、コートを脱いで外気を冷たさを皮膚で感じることで体温調整機能の発達を促します。

自転車にのせる場合には、防寒対策のためニット帽や手袋もつけましょう。

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