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赤ちゃんの代表的なファッションスタイルと言えば、ロンパースによだれかけ(スタイ)。
出産前に「よだれかけ」を用意したものの、なかなか出番がないということはありませんか?
そこで、いつから「よだれかけ」が必要になるのか解説します。
「よだれかけ(スタイ)」が必要になる時期
よだれかけを使い始める時期は赤ちゃんにより個人差があります。
そこで、必要になる一般的なタイミングを紹介します。
1.新生児の時から
生まれてすぐに「よだれかけ」が必要になる赤ちゃんがいます。
それは、おっぱいの後の「吐き戻し」が多い赤ちゃんの場合です。
「よだれかけ」と言うと、文字通り、唾液による衣服の汚れを防ぐ目的のものですが、吐き戻したミルク等から汚れを防ぐ効果もあります。
特に、新生児の場合は、消化器官の形状や機能が未熟であるため、少し飲み過ぎただけでも、盛大に吐いてしまうことがあります。
また、ゲップがうまくいかずに吐いてしまうこともしばしばあります。
吐き戻しが多い赤ちゃんの場合には、授乳する時から授乳後30分後までは装着しておくと安心です。
しかし、実際には「よだれかけ」で、吐き戻しによる衣服の汚れを完全に防ぐのは難しいものです。
とくに、授乳後の寝かせている時に吐いてしまうと、肩や背中が汚れてしまうこともあるからです。
とは言え、授乳中の咳き込みなどちょっとした漏れであれば役に立ちます。
2.首が座るようになったら
あまり吐き戻しをしない赤ちゃんの場合は、首が座るようになった時期が「よだれかけ」を使い始める最初のタイミングになります。
首座りが完成する時期は、月齢2~5ヵ月頃です。
首座りができるようになると、ベビーカーで頭を高くしてお散歩したり、おんぶや抱っこでのお出かけも増えてきます。
「仰向け」の時は飲み込んでいたよだれが、「抱っこ」や「おんぶ」になると地球の引力によって、だらだらと口の外に垂れ流されるようになります。
そこで、「よだれかけ」の出番です。
スタイをつけてよだれによる衣服の汚れを防ぎましょう。
とは言え、よだれが出るか出ないかは個人差があります。
口をしっかり閉じている子はほとんどでません。
一方で、鼻風邪の時など口を開けることが多い時は、よだれがたくさんでることもあります。
3.寝返りができるようになったら
よだれが出る量には個人差があります。
もし、たくさん出る赤ちゃんであれば、寝返りができるようになると、「よだれかけ(スタイ)」をいつも装着しているような状態になります。
首座りだけの時はママ・パパとお出かけをする時だけ使いますが、寝返りができるようになると、自宅でも「うつ伏せ」で過ごすことが多くなるからです。
「うつ伏せ」は顔を地面から持ち上げるため、口が開いてしまい、よだれが頻繁に出るようになるのです。
特に厚着をしている冬は、よだれが服に垂れやすくなるため、スタイが必要になってきます。
一方で、夏で薄着の時はスタイをしていても、よだれはキャッチされず地面に落ちてしまします。
しかし、その上を「ずり這い」するので、スタイをしていれば、服によだれが付くのを多少は防いでくれます。
なお、寝返りができるようになる時期は、月齢3~6カ月です。
4.離乳食が始まったら
月齢5~6カ月頃に始まる離乳食の時期によだれかけが必要になるのは2つの理由があります。
1つは、赤ちゃんは食べることがとても下手なので、口の中から食べ物がたくさんこぼれるからです。
2つ目は、離乳食が始まる時期というのは「お座り」ができる時期と重なるからです。
よだれかけが必要になるのは、実は2つ目の理由が大きいです。
何故なら、「よだれかけ」と「食事用エプロン」は全くの別物だからです。
「よだれかけ」と呼ばれる布製のスタイで離乳食を食べさせると、汚れがひどすぎてあっという間に使用できなくなります。
そのため離乳食で必要なのは「よだれかけ」ではなく、ビニールやシリコンで作られた「食事用エプロン」なのです。
一方で、お座りができるようになると、座った状態で手を使って遊ぶことが増えます。
うつ伏せの時は、床によだれが落ちるので、それほどスタイを必要としなかった赤ちゃんでも、お座りになると、どんどん服によだれが垂れてきます。
さらに、個人差はありますが、離乳食が始まって咀嚼をたくさんすることで唾液もたくさん分泌するようになります。
そのため1日に何枚もよだれかけを交換するという赤ちゃんも珍しくありません。
「よだれかけ(スタイ)」を使うタイミングがない!?
しかし、よだれがたくさん出るかどうかは個人差があるため、中にはほとんどスタイの必要がなかったという赤ちゃんもいます。
先ほど述べたように、離乳食の時に使う「食事用エプロン」はどんな子でも必須ですが、よだれかけについては必須とは言えません。
出産前で赤ちゃんを迎える準備をしているママであれば、まずは2~3枚だけスタイを買っておいて、あとは必要に応じで買いたすようにすると無駄がありません。
「よだれかけ(スタイ)」はいつまで必要なのか?
では反対にいつまでよだれかけが必要なのでしょうか?
統計的なデータはないのですが、例えば保育園の0歳児のクラスでは多くの子供がよだれかけをしています。
1歳児のクラスでも月齢の遅い子を中心に、よだれかけをしている子供をよく見かけます。
しかし、2歳児のクラスになるとほとんど見かけません。
20人くらいのクラスでも1~2人いるかどうかです。
このことから子供は1歳半から2歳頃までによだれかけの必要がなくなると推測されます。