目次
生後3か月の赤ちゃんの発達にあったおもちゃについて解説します。
この時期の発達段階を理解したうえで、生後3か月でも楽しめるおもちゃを探してあげましょう。
月齢に合ったおすすめのおもちゃも紹介します。
生後3ヶ月の赤ちゃんでも遊べるおもちゃとは?
生後3か月の赤ちゃんは、昼と夜の区別がついてきて、日中に起きている時間も増えてきます。
ご機嫌の赤ちゃんと楽しく遊ぶためにおもちゃを上手に活用したいものです。
1.手足を動かしておもちゃをしっかり握る
赤ちゃんが生後3か月になると、機嫌のよい時には手足をバタバタと動かすようになってきます。
そして、手の握力も強くなってきて、タオルやおもちゃを渡すと手でつかみ、じっと見つめたり、口の中に持って行ったり、振り回したりします。
赤ちゃんの手でも握りやすい小さな軽いおもちゃであれば、遊び始めることができるようになってきています。
2.おもちゃを握らない赤ちゃんがいるのはなぜ?
ところで、生後3か月の赤ちゃんの中には、おもちゃを差し出しても握ってくれず、興味がないような様子の赤ちゃんもいます。
赤ちゃんが生まれた時は「原始反射」と呼ばれる反射によって意思とは関係なく自分の体を動かしているのですが、生後3か月を過ぎたころから「随意運動」と言って自らの意志で手足を動かすようになってきます。
「随意運動」は脳が発達をして「原始反射」の消失に伴って現れてくるものですが、「随意運動」に移行する時期には個人差があるので、生後3カ月では、まだおもちゃに興味を持って握ろうとせず、遊ばない赤ちゃんがいても不思議ではありません。
ほとんどの「原始反射」は生後4~5カ月頃までに消失するので、その時期になると自分の意志でおもちゃを握ったり、手を伸ばして遊ぶ姿が見られるようになるでしょう。
3.180度の追視ができる
生後3カ月の赤ちゃんは視力についても発達してきています。
30cm以上離れたものを見ることができるようになり、首がしっかりしてくるため180度の範囲を追視することができるようになっています。
視野が広がったことで、例えば赤ちゃんの隣に人形やボールなどを置くと見て認識することができます。
これにより遊べるおもちゃの範囲も一気に広がります。
ただし、赤ちゃんの横におもちゃを置いても、目で観察するだけのことも多く、積極的に手を伸ばそうとするのはもう少し先の月齢です。
生後3ヶ月のおすすめおもちゃ
それでは、生後3か月の赤ちゃんの発達段階にふさわしいおもちゃを紹介します。
1.手で動かして遊ぶおもちゃ
生後3か月の赤ちゃんが手を使って遊ぶことができるおもちゃとして、おすすめなのが「ラトル(ガラガラ)」です。
ラトルは生後2か月頃から手で握ることができるようになりますが、生後3カ月になると握力が強くなるので、さらに色々な形状のラトルを持つことができるようになります。
口に入れて感触を確かめたり、振って音をならして遊びます。
そのため、第一に安全な素材で作られたラトルを選びましょう。
そして、手に持ちやすい形状や、興味をひく色は赤ちゃんごとの違うので、様々な素材、色、音のラトルを用意してあげるとよいでしょう。
また、ガラガラを使った遊びとしては、ママ・パパが手にもって、色んな方向から音を鳴らす方法があります。
赤ちゃんがガラガラの音を聞いて首を動かすことで、首の発達を促します。
おすすめのラトルとしては、こちらの商品のように安全性の高いプラスチック素材で作られたものです。
カラフルな色使いで、形状も豊富で、さらに軽いので、生後3カ月の赤ちゃんでも1つくらいは握れれたり、興味をひくものがあるでしょう。
また、気軽に水洗いもできて、いつでも清潔なラトルで遊べるので、口に入れても安心です。
歯固めとしても使え、ラッパも付属しているので1歳半から2歳頃まで楽しめるでしょう。
また、こちらのような布製のラトルもおすすめです。
プラスチックとは違う柔らい不思議な感触で、ついつい握って、口に入れて確かめたくなります。
手に持っても楽しいですが、絵本形式になっているのでママにページをめくってもらって目でも楽しむことができます。
目を引くカラフルな絵柄なので初めての絵本としても活躍するでしょう。
ベビーカーやメリーにぶら下げることができるので、一人遊びや外出先でも遊ぶことができて便利です。
2.広くなった視野を使って遊ぶおもちゃ
目を使った赤ちゃんのおもちゃといえば、ベビーベッドの上にあるメリーが定番です。
しかし、生後3カ月になると首がしっかりしてきて180度の視野に近づいてくるため、より色んなおもちゃで遊ぶことができるようになってきます。
例えば、この時期におすすめのおもちゃとしては、「おきあがりこぼし」と「ベビージム」があります。
まず、「おきあがりこぼし」については、仰向けの赤ちゃんのそばに置いてあげると、気が付いてじっと見つめます。
自分で積極的に持とうとすることはありませんが、手を動かしているとたまたま当たってしまうことがあります。
すると、不思議な動きときれいな音色を聞いて、より興味を持ってくれることでしょう。
また、「ベビージム」については、メリーを発展させておもちゃとして楽しむことができます。
赤ちゃんの仰向けの姿勢から見ることができる180度の視野の中に様々な仕掛けあります。
ぶら下がっているラトルを見たり、手で握ったりして、遊ぶことができます。
それでは、おすすめの「おきあがりこぼし」から紹介します。
こちらは安定感のあるシンプルなおきあがりこぼしです。
単に起き上がるだけでなく、お腹の仕掛けも回転するので、より目を引きやすいでしょう。
とてもやさしい音色が赤ちゃんにぴったりです。
生後6か月を過ぎて腹ばいで動けるようになると、さらに楽しめるでしょう。
様々な種類のベビージムが販売されていますが、こちらのジムはシンプルな色遣いで、メインの3つの大きなおもちゃ(ラトル)が目立つように工夫されているので、視力が未発達な生後3カ月の赤ちゃんにぴったりです。
ラトルに触るとゆらゆら揺れて音が鳴るので、思わず何回もさわってみたくなります。
赤ちゃんの両脇にもくるくる回る仕掛けがあるので、180度楽しめます。
プラスチック製の丈夫な構造なので、生後9か月頃からはつかまり立ちの練習もできるので、長く愛用できるでしょう。