生後2ヶ月の遊び【赤ちゃんの遊び方ガイド】

生後2か月の赤ちゃんと楽しめる遊びを紹介します。

この時期の赤ちゃんとの遊びは「観察遊び」や「ふれあい遊び」がおすすめです。

生後2か月の赤ちゃんはどんな遊びができる?


まずは、生後2か月の赤ちゃんの発達状況を理解しましょう。

発達を知ることで、我が子のためにオリジナルの遊びを考えることもできます。

1.遊ぶのに適した時間帯

生後2か月の赤ちゃんは1日15時間以上も寝ています。

しかし、ウトウトしている浅い眠りの時間が短くなり、目を覚まして周囲の音を聞いたり、気になるものを見つめる時間も増えてきます。

こうした時間は、赤ちゃんにとってはある意味で遊びの時間と言えます。

赤ちゃんが一人で関心を向けている時間を大切にしてあげながら、ママやパパとのふれあいを楽しむ時間にしても良いでしょう。

2.目で追って楽しむ遊び

生後2か月の赤ちゃんは視力はまだ弱いですが、顔から20~30cmのものに焦点が合い、追視することもできるようになります。

首の筋力も発達して左右に顔を動かすことができるようになってきます。

また、すでに聴力は十分に発達しているため、目と耳を使った遊びを始めることができます。

赤ちゃんのお顔の近くで、マラカスやラッパなど色々な音の出るおもちゃを鳴らしてあげながら左右に動かすことで、「これは何だろう?」とおもちゃに関心を向けさせることができます。

なお、この時期はまだ自分からおもちゃに手を伸ばして取ろうとすることはありません。

3.握って楽しむ遊び

生後2か月の赤ちゃんは「ハンドリガード」と言って、自分の手を見つめたり、手を口の中に入れる仕草をするようになります。

手をきっかけに自分の体に興味を持ち始めている証拠です。

また、把握反射によって軽くて細いものであれば握ることもできます。

ハンドリガードと把握反射を使って、手におもちゃなどを握らせて、じっと見つめることで、ものへの関心を引き出すことができます。

なお、握っていられる時間はまだ短く、振って遊ぶようなしぐさは見られません。

生後2か月の遊び一覧

それでは生後2か月の赤ちゃんでもできる基本的な遊びを紹介します。

生後2か月だと笑顔で反応する赤ちゃんもでてきますが、基本的には「ぼーっ」としていて反応は薄い赤ちゃんが大半です。

泣いたり、苦しそうな顔をするようであれば、機嫌が良くないので中止しましょう。

1.風鈴あそび

風に揺れるものを見つめる「観察遊び」です。

四季の風を感じながら、風に揺れる様々なものを赤ちゃんと見つめることで心穏やかな時間を過ごせます。

遊び方

【用意するもの】
・ひも
・風鈴など風に揺れるもの(モビール、ハンカチ、紙など)

【遊び方】
1.ベビーベッドの柵や椅子などを利用して紐を張ります。
2.紐に風鈴などを吊るします。高さは赤ちゃんの顔から20~50cm以内にします。
3.家の窓を開けて風を入れます。
4.指差しながら「風鈴だよ。いい音だね。」と声掛けをします。

2.こっちみて

声を掛けて赤ちゃんを振り向かせる「ふれあい遊び」です。

首が左右に動かせるようになる生後2か月ならではの遊びです。

上手にできたらいっぱい褒めてあげましょう。

遊び方

【遊び方】
1.赤ちゃんが向けている顔の反対側から「こっちだよ」と声を掛けます。
2.ママのいるほうに顔を向けたら「ママでした」と言います。
3.続けて「上手に向けたね」といって抱きしめたり、キスをします。

3.にぎにぎあそび

赤ちゃんの手で色んなものを握って、ものを確かめる「観察遊び」です。

生後2か月だと、まだ自分からおもちゃに手を伸ばそうとしないので、ママやパパが握らせてあげましょう。

遊び方

【用意するもの】
ガラガラ、ラトル、人形など赤ちゃんが握れそうなもの

【遊び方】
用意したものが握れたら、「上手に握れたね」と褒めて、「ガラガラだよ。何か音がするね」と声掛けをします。

人形であれば「〇〇ちゃんこんにちは!ぼくはクマくんだよ!よろしくね」というようにお話をしてあげると良いでしょう。

4.ゴロンゴロン

ママ・パパが赤ちゃんを抱っこしてダイナミックに動く「ふれあい遊び」です。

生後2か月は首周りの筋力が付き始めていて、この遊びでは、赤ちゃんの平衡感覚や体の中心の筋力を刺激します。

授乳直後は吐き戻す心配があるので行わないようにしましょう。

遊び方

【遊び方】
1.赤ちゃんを対面から縦抱きします。頭をしっかりと手で支えましょう。
2.抱っこしたまま、ママは座った姿勢から、ゆっくりと仰向けになります。
3.仰向けから、ゆっくり横向きになって、また仰向けに戻ります。
4.仰向けと横向きを左右に3~4回繰り返します。
5.最後に仰向けから座った姿勢に戻って終了です。

5.あぶくたった

わらべ歌を唄いながらママが赤ちゃん食べてしまう「ふれあい遊び」です。

遊び方

【メロディ】

【歌詞】
あぶくたった にえたった にえたかどうだか たべてみよ むしゃむしゃむしゃ まだにえない 

あぶくたった にえたった にえたかどうだか たべてみよ むしゃむしゃむしゃ もうにえた (いただきます むしゃむしゃむしゃ)

【遊び方】
1.「あぶくたった にえたった」で赤ちゃんの体をママの両手の指でリズミカルにトントンします。
2.「にえたかどうだか たべてみよ」で赤ちゃんの手か足を持ち上げて上下に動かします。
3.「むしゃむしゃむしゃ」で赤ちゃんの手か足をママが食べる仕草をします。
4.「1」~「3」を繰り返します。
5.「もうにえた」まで歌い終わったら、「いただきます」といって赤ちゃんのお腹をくすぐりながら、大げさに食べる仕草をします。

6.生後2か月未満の遊び

生後2か月の赤ちゃんであれば、もちろん生後1か月頃の遊びも楽しめます。

生後1か月のコラムで掲載している遊びを一覧にしました。

月齢遊びの名前遊びの種類
1ヶ月いっぽんばしふれあい遊び
あがりめさがりめふれあい遊び
足の体操ふれあい遊び
おおきなくりのきのしたでふれあい遊び
動物の鳴き声ふれあい遊び

遊び方の詳細は各月齢のコラムをご覧ください。

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