ママから赤ちゃんに栄養を届ける大切な役割を果たしていた臍帯。
赤ちゃんが誕生すると臍帯は切断され、赤ちゃんに残されたわずかな臍の緒もやがて外れてなくなります。
そこで臍の緒が取れるのはいつなのか解説します。
臍の緒はいつ取れるのか?
1.通常は1~2週間でとれる
臍の緒は乾燥することで、自然に脱落します。
その時期は、一般的に生後7~10日です。
臍の緒は「ママと赤ちゃんがお腹の中でつながっていた」という目に見える確かな証拠です。
そのため、臍の緒が外れると「毎日の消毒がもうすぐ無事に終わる」というホッとした想いとともに、一抹の寂しさを感じるママもいることでしょう。
2.早ければ、生後2~3日でとれる
臍の緒が取れる期間には個人差があります。
早い赤ちゃんだと生後2~3日で外れてしまうこともあります。
消毒液と綿棒を使ってお臍を消毒するように産院で指導されますが、臍の緒がついた状態での消毒は、臍の緒を軽く動かしながら臍の奥まで綿棒を入れて消毒するように指導される場合もあります。
ママが一生懸命に消毒をしていて、ポロリと臍の緒が取れてしまうことも珍しくありません。
早く取れた場合でも、おヘソの奥はまだジクジクしているため、乾燥するまではおヘソのケア(消毒)を続ける必要があります。
3.遅ければ、2週間前後かかることも
赤ちゃんによっては、その生活環境の違いなどによって、臍の緒がなかなか外れないということもあります。
長いと2週間前後かかることもあります。
すでに退院している時期なので、気軽に看護師さんに相談することもできず、臍の緒が取れないことで不安になるかもしれません。
しかし、臍の緒は乾燥が進めば、必ず取れる日がやってきます。
臍の緒がなかなか外れなくても大丈夫?
おへそに細菌が入って炎症が起きることを予防するためにも、臍の緒が早く乾燥して、脱落するに越したことはありません。
しかし、臍の緒がなかなか取れないからといって、何か特別な問題があるわけではありません。
臍の緒が取れる時期は個人差があるので、沐浴後のおヘソのケアを忘れずに続け、その時を気長に待ちましょう。
なお、おヘソを消毒する際には、しっかりとおヘソとその周辺を観察して異変がないか確認しましょう。
赤く腫れ上がっている、出血がなかなか止まらない、悪臭がするなどの異変があれば、一度、かかりつけの医療機関で見てもらいましょう。