おへそのケアについては、産後の入院中に指導を受けることができます。
しかし、臍の緒がとれた後のお手入れやトラブルの対処法については指導されない場合もあり、どうすればいいのか困ってしまうママも多いのではないでしょうか?
そこで、新生児のおへそのお手入れ方法について紹介します。
臍の緒がとれたらどうする?
1.おへその中を消毒して、よく観察する
臍の緒は出生後から乾燥が進み、生後1週間前後で脱落します。
沐浴やおむつ交換などの際に臍の緒が取れたことに気づいたら、まずは、臍の緒が付いていた間に行っていたケアと同様に消毒をすぐに行いましょう。
その際に、お臍の中や周辺の状態をよく観察します。
臍の緒が取れたばかりの時は、血液が固まった瘡蓋(かさぶた)の状態か、ジクジクと湿っている状態になっていることがあります。
これら状態の場合には、細菌が侵入して感染症に発展する可能性もあるので、しっかりと消毒を行いましょう。
また、ジクジクしてお臍の中や周辺が赤く腫れ上がっている、たびたび出血する、悪臭がしている状態であれば、「臍炎(さいえん)」と呼ばれる感染症になっている可能性があるので、早めにかかりつけの医療機関で診てもらいましょう。
消毒以外にも治療が必要な場合があるからです。
2.乾燥を促し消毒をしばらく続ける
臍の緒がある間は、沐浴後に産院で受け取った消毒液でケアをしていたと思いますが、脱落した後もおへその中がしっかり乾燥して綺麗になるまで消毒を続ける必要があります。
そして消毒と共に大切なのが乾燥です。
おヘソがオムツに覆われていると乾燥がなかなか進まないため、結果的にジクジクと湿った状態が長く続いてしまうこともあります。気を付けましょう。
3.おへその清潔を保つ
おへその中がすっかりきれいになったら、消毒に替えて通常のおへそのケアをはじめます。
と言っても沐浴のあとにお臍の中の水分を残さないようにしっかり拭き取る程度です。
もし汚れがあったら綿棒にベビーオイルをつけて軽くふきます。
汚れはすぐにはとれないかもしれませんが、数日続けていれば綺麗になっていきます。
4.とれた臍の緒は大切に保管を
脱落した臍の緒は、記念として大切に保管しましょう。
桐など調湿効果のある木製のケースに入れておくのが一般的です。
その他の素材のケースに保管する場合には乾燥剤も一緒に入れて湿気がこもらないようにするとよいでしょう。