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離乳食が進んで「手づかみ食べ」がはじまると、元気いっぱいにテーブルも服も床も汚し放題ですよね。
「早くスプーンが使えるようにならないかな」と食事のたびにママは思うものです。
そこで、いつからスプーンとフォークが使えるようになるのか解説します。
一人でスプーン・フォークが使えるようになるまで
1.スプーンに興味が出てくる時期
まず、スプーンに興味が出てくるのは「モグモグ期」に入る生後7~8か月頃です。
この頃は、ママが特別な存在だと感じることができるようになり、後追いをしたり、ママが持っているものに興味を持ち始めます。
離乳食の時にいつもママが使っているスプーンにも興味が出て、欲しがるようになります。
しかし、スプーンを使って食べるということはなく、「これはなんだ?」と振り回したり、口に入れたりして、おもちゃのように遊ぶだけです。
また、スプーンだけでなく食べ物にも興味を持つようになり、手でつかもうとします。
2.スプーンを持たせ始める時期
「パクパク期」に入り、月齢が10~11か月頃になると盛んに「手づかみ食べ」が始まります。
お粥などは手づかみしにくいため、にんじんなどの野菜をスティック状に柔らかく煮たものお皿に乗せてあげると、比較的食べやすいです。
ちょっとした工夫で赤ちゃんのやる気をサポートしましょう。
また、スプーンに興味があるようであれば持たせてみても良いでしょう。
だたし、この時期1人では全く上手に使うことができないため、ママが手を添えてあげる必要があります。
3.一人でスプーンに挑戦し始める時期
「パクパク期」になる1歳頃からは、いよいよ1人でスプーンを使い始めます。
とはいえ発達や性格には個人差があるため、手づかみ食べが好きでなかなかスプーンを持たない子もいれば、積極的にスプーンばかり使う子など様々です。
毎回の食事には必ずスプーンとフォークを用意して、スプーンで食べたいという意欲があれば、積極的に練習させましょう。
まだこの時期はスプーンだけで食べきることはできません。
トロミがありすくいやすい料理であればスプーンで食べることも出来ますが、固形の野菜などはまだ上手にのせることができないことがあります。
また、フォークも大きな物を刺して口に運ぶこともできますが、小さな物を刺すことやフォークを使って食べやすい大きさに切るということはできません。
つまり、手づかみの方が簡単であるため、基本は手づかみで食べて、時々スプーンやフォークを使うという状態がしばらく続きます。
4.スプーン・フォークをメインに使う時期
スプーン・フォークをメインとして食事を食べるようになるのは離乳食が完了する1歳3か月~6カ月頃です。
月齢が上がるとスプーン・フォークの持ち方が変化していき、より上手に使いこなすことができるようになります。
まず、使い始めの時は「逆手持ち」という持ち方ではじまります。
間もなくすると「逆手握り」は食べづらいことがわかり、「上手握り」変っていきます。
もし、1歳3か月頃になっても「逆手握り」が続いているようであれば、「上手握り」を教えてあげましょう。
上手握りができるようになると、食材をスプーンに乗せる、フォークで刺すことがより簡単になり、手づかみ食べよりもスプーンを使う頻度が多くなってきます。
5.ほぼスプーンとフォークで上手に食べられる時期
さらに2歳を過ぎると、上手握りから「移行持ち」へと変化し、より上手にスプーンとフォークで食べられるようになります。
「移行持ち」が完成すると、いよいよお箸の練習が始まります。
しかし、「移行持ち」になっても手づかみ食べをすることは引き続きよくあります。
特に、食べることに飽きて「遊び食べ」が始まると、盛んに手で食材を掴もうとします。
この傾向は3歳を過ぎても見られます。
赤ちゃんが使いやすいスプーン・フォークとは?
KJC エジソン フォーク&スプーン
赤ちゃんには、コーヒースプーンなどの大人用スプーンではなく、赤ちゃん専用のスプーンを渡してあげましょう。
使いにくいスプーンだと、上手に食べることができないため、どうしても手づかみ食べになりがちです。
赤ちゃん専用のスプーン・フォークは次のような特徴があります。
赤ちゃんのかわいい小さな手にあった道具を揃えて、家族で楽しく食卓を囲みましょう。