【1歳の予防接種】麻疹・風疹(MR)の時期・効果・副反応がわかる!

MRの接種時期、効果、副反応(副作用)と、併せて「麻疹」、「風疹」の病気について解説します。

麻疹(はしか)とは?

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麻疹ウィルスに感染して発症する病気です。

感染力が非常に強く、麻疹患者が、咳や会話をすることで空気にウィルスが飛散し、吸い込むと感染をします。

2015年に麻疹患者が激減して、流行が収束していましたが、2016年8月末から、再び感染者が増えています。

海外渡航者から感染が広がる傾向にあるようです。

ウィルスに感染すると100%発病します。

主な症状は、全身の発疹、発熱、咳、目の充血、下痢、嘔吐などです。

乳幼児が感染すると重症化しやすい病気です。

重症化した場合

次のような病気に移行する可能性があります。

  • 肺炎:麻疹ウィルスが肺に感染し、呼吸困難に陥って、死亡することがあります。
  • 麻疹脳炎:麻疹ウィルスの感染から5~10年の潜伏期間を経て、発病します。治療が難しく重度の障害に発展し、死亡に至ります。
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    風疹とは?

    風疹ウィルスに感染して発症する病気です。

    風疹患者が咳をすることで、ウィルスが飛散して様々な物に付着します。これらが手(指)を介して、気道の粘膜に感染します。

    母親が妊娠20週頃までに風疹に感染した場合、心臓の病気や難聴、白内障などの障害をもって赤ちゃんが生まれる可能性があります。

    これは「先天性風疹症候群」と呼ばれます。

    風疹に対する抗体を持っていない、または弱くなっている大人も多いため、2013年に大流行し14,344人もの感染者が報告されました。

    「先天性風疹症候群」を予防するためには、子供だけでなく、大人もワクチンの接種が必要です。

    通常の風疹については、全身の発疹、発熱、リンパ節の腫れなどの症状があります。

    なお、大人よりも小児の方が軽い傾向があります。

    重症化した場合

    次のような病気に移行する可能性があります。

  • 髄膜炎:風疹ウィルスが脳を覆う髄膜に感染し、障害が残ったり、死亡する可能性があります。

    接種時期

    合計2回

    1回目:1歳以上2歳未満
    2回目:5歳以上7歳未満

    ※なお、全ての予防接種についてスケジュールを知りたい場合は、こちらの記事で確認してください。

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    同時接種できるワクチン

    定期接種

    水痘

    任意接種

    おたふく

    費用

    定期接種のため公費負担があり費用はかかりません。

    ワクチンの「効果」と「副反応」

    効果

    接種すると95%以上の人が、ウィルスに対する免疫を獲得できる効果があります。

    副反応(副作用)

    ワクチンを販売している田辺三菱製薬株式会社の調査によると、1回目に接種した人のうち34.6%に副反応が発現しています。

    主な症状は以下の通りです。

    1.17.4% 発熱
    2.10.0% 注射部位発赤(あかみ)
    3.9.4% 鼻汁
    4.7.5% 咳嗽(せき)
    5.6.1% 発疹

    この他、下痢や嘔吐、不機嫌などの症状も報告されています。

    また、厚生労働省に重篤な副反応として報告されている件数は、接種した人のうち0.001%に満たない状況です。

    症状は、ショック・アナフィラキシー、けいれんなどです。


    (参考出典)
    厚生労働省「麻しん・風しん」
    日本小児科学会「予防接種スケジュール」
    ミールビック「医薬品インタビューフォーム」