乳児が発熱する病気の一覧【症状別:発疹、嘔吐、下痢、咳、鼻水】

乳児が発熱した場合に、どんな病気が考えられるか症状別に紹介します。

なお、絶対に自己診断しないでください。

発熱した場合は早めに医療機関を受診しましょう。

発熱のみ

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発熱だけしていて、他に症状がなく、元気があれば、様子をみて構いません。

もし、元気がない、食欲がない、ぐったりしているなどの様子があれば、すぐに医療機関を受診しましょう。

また、生後3か月未満の場合は、発熱だけであっても、すぐに医療機関を受診しましょう。

深刻な病気が潜在している可能性があり、急に体調に異変をきたし、わずかな時間で重症化することもあります。

発熱 + 発疹

1.手足口病(またはヘルパンギーナ)

夏から秋にかけて流行する感染症です。

エンテロウイルスまたはコクサッキーウイルスに感染して発症します。

手、足、口(頬の内側)に水疱(すいほう)ができると「手足口病」、38度以上の高熱と舌、喉の奥に水疱ができると「ヘルパンギーナ」です。

同じ種類のウィルスで発症する感染症のため、症状が似ていてどちらか判別できないこともあります。

口や喉が痛くなるため食欲が落ち、唾液(よだれ)が多くなることもあります。

手当・治療

熱と食欲不振で脱水症状になりやすいため、こまめに水分を補給しましょう。

離乳食を嫌がる場合は、母乳やミルクで栄養をとりましょう。

治療は、特効薬がないため、熱を下げる薬を使うなどして症状を和らげます。

2.突発性発疹

生後5~6か月頃から1歳になるまでにかかる感染症です。

赤ちゃんが、「初めて」発熱した場合、6割はこの突発性発疹です。

ヒトヘルペスウイルスに感染して発症します。

突然38度以上の熱が出て、3日間続きます。

熱があっても元気な場合が多いという特徴があります。

熱が下がると顔、胸やお腹などに赤い発疹が顕れますが、2~3日で消えます。

痒みもありません。

発熱中は元気でも、下がる時に不機嫌になることがあります。

手当・治療

高熱がでて、発汗するため水分補給をしっかりしましょう。

特効薬はありません。

熱が高く不機嫌な場合は解熱剤を使います。

発熱 + 目の充血

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1.プール熱(アデノウィルス)

夏に流行する感染症です。

アデノウィルスに感染することで発症します。

喉が腫れて、39度以上の高熱が3~4日続きます。

同時に目が充血して痛くなり、涙や目やにが大量に出ます。

手当・治療

特効薬はありませんが、目の充血を抑える点眼薬と高熱を下げる解熱剤などが処方されます。

高熱が続いて体力が消耗しやすいため、水分補給をしっかりしましょう。

解熱剤を使って体温が下がっている間は、元気な状態になります。

2.川崎病

全身の血管が炎症する原因不明の病気です。

症状は次のような特徴があります。

1.39度以上の熱が5日以上続く

2.発熱して1、2日経過すると目が充血する

3.発熱して2、3日で体に発疹が顕れる

4.手足が腫れる

5.唇や舌が赤く腫れる

6.首のリンパ腺が腫れる

重症化すると心臓の「冠動脈」という場所に「動脈瘤(こぶ)」ができて血流が滞り、突然死することがあります。

手当・治療

入院して治療をします。

点滴により血液製剤の1つである「免疫グロブリン」を大量に投与することで、熱を下げて、心臓に冠動脈瘤ができるのを阻止します。

発熱 + 嘔吐(または下痢)

1.ロタウィルス胃腸炎

冬から春にかけて流行する感染症です。

ロタウィルスに感染することで発症します。

激しく嘔吐し、白色の下痢が何度も出ます。

手当・治療

特効薬はないため、症状が治まるまで様子を見ます。

脱水症状が強い場合は点滴が必要です。

嘔吐と下痢による脱水を防ぐため、スプーンなどで経口補水液を頻回に飲ませます。

しかし、乳児の場合は、なかなか水分を飲んでくれないため、ロタウィルスワクチンで予防しましょう。

生後2か月から接種可能です。

2.ノロウィルス胃腸炎

冬に流行する感染症です。

ノロウィルスに感染することで発症します。

突然、嘔吐が始まります。

38度以下の微熱と、嘔吐、下痢が丸1日続きます。

手当・治療

特効薬がないので、症状が落ち着くまで待つしかありません。

最初の嘔吐から24時間たてば、回復します。

無理に母乳やミルクを与えると嘔吐を繰り返しますので、経口補水液で少量ずつ水分を補給させましょう。

発熱 + 鼻水(または咳)

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1.風邪症候群

冬場をはじめ通年でかかる感染症です。

RSウィルスなど様々なウィルスに感染して発症します。

風邪は「上気道感染症」と呼ばれ、咳、鼻水、くしゃみ、のどの痛み、痰、などの症状が顕れます。

手当・治療

特効薬はないため、症状を緩和する薬で様子を見ます。

熱が高く元気がない場合は、解熱剤を使います。

熱は2~3日で、鼻水や咳は1週間程度で収まることがほとんどです。

部屋を室温20度、湿度50%以上に保ち、体を暖かくしましょう。

熱で体の水分が奪われるため、水分補給もこまめに行います。

2.インフルエンザ

冬に流行する感染症です。

風邪症状以外に筋肉・関節痛、なども現れます。

乳児が発症すると、インフルエンザ肺炎やインフルエンザ脳症など重症化しやすい病気です。

手当・治療

0歳の乳児に投与できる抗インフルエンザ薬は基本的にありません。

症状が強ければ、入院して治療をします。

なお、予防接種は生後6か月から受けられます。


<参考出典>
メルクマニュアル医学百科
むとう小児科医院
国立循環器病研究センター

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