「妊娠11週」の母親と赤ちゃんの様子

妊娠11週目の「母親の体」と「赤ちゃん」の様子について解説します。

ママの体調の様子、赤ちゃんの大きさや器官の発達状況について紹介するとともに、妊娠時期に気を付けたい鉄分の補給について紹介します。

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妊娠11週とは?

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妊娠11週目とは「妊娠77日から83日」までの期間のことを指します。

月数:3か月目
日数:77~83日
出産までの日数:あと203~197日(※「出産予定日」から起算)

妊娠11週は、妊娠3か月目の最後の1週間となります。

手足の骨格や内臓など基本部分は赤ちゃんとそれほど変わらない姿になります。

心拍音が聞こえ、動きも活発になり、赤ちゃんが「生きている」ことを強く感じるようになります。

母親の体の状態

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POINT!
妊娠11週は、子宮の大きさが握りこぶし大に。

つわりのピーク時期である妊娠7~9週が過ぎて2週間になりますが、引き続きつわりで苦しい思いをしているかもしれません。

多くの場合、妊娠15週目までには、つわりが消失するため、もうしばらくの辛抱です。

辛い場合には、妊婦健診などの際に医師に相談しましょう。

妊娠によるホルモンの影響で、おりものが引き続き多く、基礎体温も高温相が続いています。

子宮の大きさは握りこぶし大になりました。

赤ちゃんの状態

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POINT!

妊娠11週目は、胴体や足が伸びて3頭身になります。

超音波健診では心拍音も聞こえるようになります。

11週目末になると胎児の大きさは約6cm程体重は20g程度の大きさまで成長します。

男の子であれば睾丸、女の子であれば膣ができ性の分化が起きます。

腎臓の機能が働くようになり、尿を排泄するようになります。

また、手足の指が分化して爪が形成され始め、手足を動かして羊水の中を動き回ります。

ママがやるべきこと―鉄分の補給―

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POINT!
貧血を予防するため鉄分補給をしましょう。

1.妊娠すると貧血になりやすい理由

妊娠をすると胎内の赤ちゃんに酸素と栄養を届けるため体を循環する血液の量が増えます。

しかし、血液を構成している赤血球に含まれているヘモグロビンが、血液の増量に比例して増加しない場合、血液中のヘモグロビン濃度が薄くなって(11.0g/dl未満)貧血となってしまうのです。

ヘモグロビンは主に鉄分とタンパク質からできていますので、妊娠中は意識的に鉄分を多く摂取する必要があります。

また、妊婦健診で血液検査も行われるため貧血である場合には、鉄剤が処方されることがあります。

2.食事で鉄分補給を

妊娠中に必要な鉄分は1日当たり20mgとされています。

これは月経中でない成人女性が1日に必要とされる鉄分量(6.5mg)の3倍にも相当します。

つまり、妊娠前と同じ食生活を続けている場合、基本的に目標値まで摂取できていないと考えたほうがいいでしょう。

そのため普段の食事に、できるだけ鉄分を多く含まれている食材を取り入れていくことが重要です。

具体的には、

  • 「しじみ」などの貝類
  • 「小松菜」などの葉物野菜
  • 「豚レバー」などの内臓肉
  • 「ひじき」などの海藻類
  • 「高野豆腐」などの豆類
  • などです。

    さらに酢やビタミンCは鉄分の吸収を助けてくれると共に、ヘモグロビンの主要成分であるタンパク質も吸収率を高めてくれます。

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    <参考書籍>
    妊産婦のための食生活指針
    母性看護学概論
    母性看護学各論
    家庭の医学大辞典
    はじめての妊娠・出産百科
    初めての妊娠・出産
    はじめての妊娠・出産 安心マタニティブック
    マイマタニティダイアリー