胎教になる胎児とのコミュニケーション―始め方と5つの方法―

妊娠中の赤ちゃんとのコミュニケーションに関する基礎知識を紹介します。

「いつから胎教やコミュニケーションを始めたらいいのか?」

「どんなコミュニケーションをとればいいのか?」

などの基本を解説します。

赤ちゃんとのコミュニケーションはいつからはじめる?

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胎児とのコミュニケーションをはじめる目安はいくつかあります。

まずは、主な目安を紹介します。

1.妊娠が分かったら

妊娠7~8週頃に「赤ちゃんができた!」とわかるママが多いことでしょう。

赤ちゃんは妊娠8週目から「胎児」とよばれ、五感のうちすでに触覚があると考えられています。

とはいえ、ママが手でお腹を触る時に、赤ちゃんも感じとることができるかはわかりません。

しかし、積極的にお腹を触ったり、お話をすることで、ママ自身が赤ちゃんに対して愛情を感じることができるようになります。

赤ちゃんへのママの愛情が一番の「胎教」であり、最も大切なコミュニケーションです。

妊娠をしたら積極的に赤ちゃんとコミュニケーションをとっていきましょう。

2.妊娠17週目

次の目安は妊娠17週目頃です。

実はこの時期、聴覚が発達し、お腹の外からの音を聴くことができるようになっています。

もちろんママやパパの声も聴こえているので、パパと一緒に話しかけをする、とてもいい時期です。

3.胎動を感じられるようになったら

赤ちゃんの胎動を感じるということは、反対にママがお腹を「ぽんぽん」したときの振動を赤ちゃん自身も感じられるようになっています。

胎動を感じ始める時期は人それぞれです。

早ければ妊娠17週目頃から感じるようになり、妊娠20週頃には多くのママが胎動を感じられるようになります。

赤ちゃんの元気な胎動に合わせて、お腹を「なでる」「ぽんぽん」するなどして、「ママだよー」と赤ちゃんに返事をしてあげましょう。

4.妊娠20週目になったら

中には妊娠7ヵ月以降にようやく胎動を感じるというママもいます。

しかし、妊娠20週目頃の赤ちゃんは、脳に海馬と呼ばれる『記憶』と深い関わりのある器官がすでにできているため、この時期までには胎教やコミュニケーションを積極的に始めるようにするとよいでしょう。

胎児との5つのコミュニケーション方法

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1.リラックスして赤ちゃんのことを考える

当たり前のことですが、赤ちゃんとは「胎盤」や「臍の緒」を通じてママとつながっています。

ママの血液は胎盤を通じて赤ちゃんに届いています。

血液の中には、酸素や栄養はもちろんママの脳から分泌されたホルモンなども含まれています。

ママがリラックスをして赤ちゃんのことを考えることで、赤ちゃんの脳の成長を促すホルモンが分泌されて赤ちゃんに届くと考えられています。

気持ちがやすらぐように、「どんな名前をつけてあげようか」「産まれたらどんな場所に連れて行ってあげようか」など、赤ちゃんとの楽しい生活を想像してみましょう。

2.お腹をやさしく「なでる」・「叩く」

胎動は「入浴中」や「就寝前」などのリラックスしている時間に感じることが多いのではないでしょうか?

胎動を感じる時というのは、赤ちゃんが起きていて羊水の中で、子宮の壁を蹴ったり、くるくると回転して遊んでいる時間なので、ママも一緒に遊んであげましょう。

手のひらでやさしくなでる、また「ママのおててはここだよー!」とお腹のいろんな場所を「ぽんぽん」してみるなどして、赤ちゃんの反応を楽しみましょう。

さらに、妊娠後期になると、赤ちゃんの姿勢や頭の位置、手の位置などがわかるようになってきます。

「あれ、これはあんよかな?こちょこちょこちょ」というように話しかけながら、赤ちゃんの体をお腹の上から触ってあげましょう。

3.話しかける

ママのお腹の中で成長するにつれて、音の「聞き分け」もできるようになります。

ママの声とパパの声の違いもわかるようになるので、夫婦でたくさん話しかけてあげましょう。

パパも積極的に赤ちゃんとコミュニケーションをとることで「父親になる」という自覚が芽生えてきます。

また、生まれた後も「お腹の中でよく聴いていた声だ」と赤ちゃんが安心します。

話す内容は何でも構いませんが、ママやパパ自身が楽しくなるようなお話をしてあげましょう。

「今日は、かわいいベビー服を買ったよ。はやく会いたいな。」

「やさしい子になってほしいな。」

など、赤ちゃんを大切に思う気持ちを言葉にしましょう。

4.絵本をよむ

少し気が早いと思うかもしれませんが、聴覚は胎児の時からとても発達をしているため、様々な絵本を呼んで、耳を通じて赤ちゃんの脳を刺激してあげましょう。

いわいる「胎教」にもなります。

とはいえ、いきなりストーリーのある絵本を読むのではなく、「言葉」の楽しさが伝わるような絵本がよいでしょう。

「じゃあじゃあびりびり」など主に「擬音」で書かれている0歳児向けの絵本で読み聞かせをしましょう。

何冊買ってもよいですが、1冊の絵本を何度も聞かせたり、その絵本を少しアレンジして聞かせる方法もあります。

例えば「じゃあじゃあびりびり」なら、「いぬ わんわんわん」というフレーズがありますが、同じように「ぶた ぶーぶーぶー。らいおん がおーがおー。」というようにアレンジすると、一冊の本でも言葉の持つリズムや面白さをたくさん伝えることができます。

5.歌を歌う

赤ちゃんを育てていくと良くわかるのですが、子供は「言葉の意味」がわからなくても、リズムに合せてたくさんの歌を覚えます。

2歳になる前の子供は、「まんま たべる」という2語文を話すことができないにも関わらず、良く聴いている童謡などは何曲も歌うことができるのです。

「リズム」のある言葉は、脳が刺激を受けやすく、記憶として定着しやすいのです。

童謡に限らずママやパパが好きな歌を歌ってあげても構いません。

できるだけ1つ1つの言葉がはっきりと聞き取れるような曲がよいでしょう。