これでOK!出産祝い「のし」のマナー

出産祝いを贈る際に使う「のし」。

なんとなく知っているつもりだったけど、いざとなるとこれでいいのかちょっと不安……そんな人も多いはず。

大丈夫!基本さえ押さえてしまえば簡単です!

1.そもそも「のし」ってなに?

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贈り物につける、水引きが印刷してある紙のことでしょ?と思ったあなた。惜しい!

一般的に「のし」と呼ばれるあの紙は「のし紙」と言い、のしそのものではないんです。

のし(熨斗)とは、「結婚や出産などの慶事における贈答品に添える飾り」のこと。

のし紙の右上に印刷してある飾りのことを「のし飾り」と言い、正確に言えば、更にその中の黄色い紙が「のし」なんです。

薄く延ばすことを「伸す(のす)」と言いますよね。

昔、慶事の贈答品には長寿の縁起物として、薄く伸ばしたアワビの干物=のしアワビを添えていました。

それが、昆布や紙で代用されるようになった後も「のし」と呼ばれる由来なんです。

現在では、折った紙で作った「折りのし」や、水引きやのし飾りを印刷した「のし紙」を使うのが主流となっています。

2.水引きの形は?

「のし」が何かわかったところで、次は水引きの形についてです。

水引きの形には大きく分けて「結び切り」と「蝶結び」の2種類があります。

出産祝いに使うのは「蝶結び」の方です。

「蝶結び」は何度も結びなおせることから、何度繰り返してもいいお祝い事や一般贈答に使われます。

「結び切り」には一度きり・二度と起こらないように、というような意味合いがあるため、結婚祝いや弔事、お見舞いなどに使われます。

こちらを出産祝いに使用するのは失礼にあたるので、要注意です。

3.表書きはなんて書くのが正解?

のし紙上部に書く、その贈り物の目的を「表書き」と言います。

出産祝いの場合は「御出産祝」が一般的です。

「祝 御出産」「御出産御祝」「御誕生祝」「御祝」などでも良いでしょう。

4.贈り主の名前はどう書けばいい?

贈り主の名前は、のし紙下部にフルネームで書き入れます。

また、状況別にいくつかのパターンをご紹介しましょう。

夫婦で贈る場合

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まずは夫の姓名を中央にフルネームで、その左側に妻の名前だけを書きます。

連名(3人以内)で贈る場合

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連名で贈るような場合は、苗字のみでもOKです。

一番目上の方を中央に、以下を左に並べます。

友人同士など同等の関係の場合は、人数に応じてバランスよく配置しましょう。

また同姓の方がいる場合は、全員を姓名フルネームで記載するのがベストです。

贈られた側が、お返しやご挨拶の際に困ってしまいますからね。

連名(4人以上)で贈る場合

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4人以上の連名になる場合は、代表者名のみを記載した左側に「他一同」と添えます。

そして全員の名前を記載した紙を封筒に入れ、贈り物の中に入れましょう。

5.字が汚い…印刷じゃだめ?

下手な手書きよりもキレイな印刷の方がいいんじゃないか……わかります。

そう考えたくなりますが、これはマナー違反。

ネット注文の宅配サービスなどを利用するのでなければ、表書きと贈り主の名前は毛筆(筆ペン)で手書きするのが正式なマナーです。

書き慣れているからといって、ボールペンやサインペンを使うのはNG。

今は各メーカーからいろんな筆ペンが出ていますので、自分が書きやすいものを探してみるのも良いかもしれませんよ。

ただし、弔事用の薄墨のものは使わないように注意してください。

パソコンの毛筆フォントを使って、一度お手本を印刷してみるのもオススメです。

別の紙に何度か練習してイメージができたら、あとは気負わず、思い切って書きましょう!

6.「内のし」「外のし」って何?

「内のし」は贈答品に直接のしをかけ、その上から包装紙で包むこと。

「外のし」は贈答品を包装紙で包み、その上からのしをかけることを言います。

どちらものしをかけることには変わりないのですが、それぞれ適した場合があるのです。

直接贈答品を手渡しするときは「外のし」でお願いしましょう。表書きが見えるので、先方に何の品なのかがすぐ伝わります。

「内のし」が向いているのは、宅配便などで贈答品を贈るときです。のしが汚れたり破けたりするのを防いでくれます。

7.のしがなくても大丈夫?

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これからすぐに持って行きたいのに、お店にのし紙が無いorのし紙はかけられないと言われてしまったら……?

特殊な形状をしている場合や、既にラッピング済の場合、こう言われてしまうこともあるようです。

親しい間柄なら、のしが絶対に必要というわけではありません。

リボンや包装紙でキレイにラッピングしてあれば大丈夫!

ただし、目上の方などに贈る場合には失礼にあたりますので、注意が必要です。

ちなみに、のしをかけて更にリボンをかけるのはNG。

どちらかにするのが、正しいマナーです。