なぜ子供は言うことを聞かないのか?

子供が親の言うことを聞かない理由を説明します。

幼児から小学生までの心の発達に応じた子供の心理を読み解きます。

子供が親の言うことを聞かない理由

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1.子供も1人の人格だから

「なんで、うちの子は言うことを聞いてくれないのだろう?」と親であれば誰もが思うものです。

「言うことを聞いてくれない」と特に悩む時期は、生活習慣を身に着ける2~4歳頃と、勉強の習慣を身に着ける8~10歳頃です。

しかし、これ以外の年齢においても、基本的に子供は親の言うことなんて聞きません。

例えば、親自身も大人ではありますが、自分の親の言うことを聞いていますか?

赤ちゃんでさえ「泣いたらダメ」と言って泣きやんだりはしません。

その理由は、子供も親とは違う人格を持った1人の人間であるからにほかありません。

子供に「言うことを聞かせる」ことは不可能であり、子供の行動は子供自身にしか決定することができないのです。

親の命令は、その行動を決定する時の参考にすぎません。

2.自我があるから

自我が芽生え始めるのは1歳3か月頃からです。

自我の芽生えとは、自分は親とは違う別の人間であるということに気づき、「ああしたい」「こうしたい」という欲求が強くなることを意味します。

つまり、自我とは子供が親から「自立」するための第一歩であると言えます。

2歳頃になると、食事や着替えなどで親が手出ししようとすると、「やだ」と言って自分でやろうとします。

こうした反抗を繰り返すことで、生活習慣を身に着けていきます。

3歳を過ぎて自分でできる能力が身につくと、今度は「はやく着替えさい」と親に言われても、我慢できずに遊びを優先させてしまいます。

これは自我はあっても、欲求を我慢する自己抑制が未熟なためです。

3歳から7歳頃までに自己抑制は次第に強くなっていきます。

3.友達が大切だから

8歳を過ぎる頃には、仲の良い友達とグループを作って行動を共にするようになります。

友達同士でルールを作るなどして社会的な規範を覚えていくのです。

友達との繋がりが強くなることで、親への精神的な依存は弱くなってきます。

この時期に見られる「言うことを聞かない」状態とは、すなわち親から離れて社会で一人で生きていくための準備をしていると言えるのです。

さらに、勉強や宿題をしないという状況は、小学3~4年生頃から学習内容が高度になることも理由のひとつです。

言うことを聞かない子供への接し方

子供にも人格があるのですから言うことを聞かないのは当たり前です。

とは言え、言うことを聞かせようと人格を否定したり、反対に子供の勝手気ままに任せることもすべきではありません。

では、どのような対応をするべきか基本的な接し方を紹介します。

1.親自身の心をコントロールする

子供をコントロールすることはできませんが、親自身の行動は自分でコントロールすることができます。

子育てはある意味で言うことを聞かない子供へのイライラとの闘いです。

イライラするのは仕方のないことですが、イライラしすぎて親自身が制御不能に陥り、「嫌い」「生まなきゃ良かった」などと子供の人格を否定する言葉を使ったり、暴力をふるうようなことがあってはなりません。

これらは、子供の心を深く傷つけ、「自分は生きている価値のない人間だ」と周囲に心を閉ざすことに繋がります。

そこで、親としての心構えは「子供は言うことを聞かないものである」ということを忘れないようにすることが大切です。

どんなに子供が言うことを聞かなくても、「子供とはそういうものなのだ」と心に留めておくことができれば、制御不能になることはありません。

2.気持ちを受けとめる

例えば、子供に「着替えなさい」などの指示をするとき、最初は「風邪をひくから」などの理由を冷静に伝えていることでしょう。

しかし、親がどんなに正論を言っても、子供は「イヤなものはイヤだ」となります。

特に2~4歳くらいの子供だと「なんで着ないのか?」と理由を聞いても、上手に説明することはできません。

なので最終的に「やらないといけないことは、やらないといけないのだ」と親は言うしかないのです。

しかし、その前に「おもちゃで遊びたいんだよね」「裸のほうが気持ちいいもんね」と子供の気持ちを受けとめてあげましょう。

大好きなママやパパが自分の気持ちを分かってくれる、分かってくれてようとしていると感じることができれば、親の言うことは聞かないとしても、心は健やかに育っていきます。

また、子供ができないこと、やらないことについて一方的に叱るだけでなく、少しでもできたことについては、「頑張ったね」と認めてあげると、次はもっと頑張ってみようと思う動機づけになります。

3.一緒に考えて、気持ちを伝える

例えば公園のブランコで遊んでいて、他の子が待っているのに交代しない時、親としては「早くかわりなさい!」と命令をするでしょう。

社会のルールを教えるという意味で、それ自体は否定しませんが、より望ましい対応としては、まずは子供に任せて、後で「ブランコを待っている子がいたらどうしたらいいと思う?」と聞いて、自分自身で考えるように促しましょう。

そして答えが正しければ、「そうだよね、あなたが待っている時も交替してもらったほうが嬉しいよね」と、理由を補足します。

もし、間違っていれば「でも、あなたが待っている時は交替してもらったほうが嬉しいよね?ママだったらそのほうが嬉しいよ」と伝えます。

つまり、親に叱られるから指示に従うのではなく、何故そうしたほうがいいのか自分で考えて行動を移せるようにサポートしてあげることが大切です。

もちろん、すぐに模範的な行動ができるわけではありません。

しかし、考えることを繰り返すことで、同じような状況になった時にどうするべきか自分で考えて行動するという習慣につながるのです。

4.心の底から湧き出す「やる気」

好きではない勉強や宿題を子供にやらせることは、とても難しいことです。

親や先生に怒られて怖いから勉強や宿題をやる子供もいますが、その場合、怖い親や先生がいなければ、勉強をしなくなるでしょう。

従って、自発的に勉強をやろうと思うきっかけが必要になります。

それは本来、子供自身が見つけるものです。

例えば、昆虫が好きで、昆虫の本も読みたいけれど、字が難しいので親や先生に聞きながら漢字を覚える。また、仲良しの友達がテストでいい成績をとって褒められるのを見て、その背中を追うなどです。

より身近なきっかけとしては、ママやパパに褒められたから、また褒められたくて頑張るというものです。

学校の勉強に限らず、何かに夢中になって一生懸命にやることは、子供の成長に繋がります。

親ができることは、何かに夢中になるきっかけとなる機会を与えてあげたり、夢中になっていること続けていくために、環境面や金銭面でサポートしてあげることです。

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