【幼児の習い事】3~5歳児の将棋のはじめかた

藤井四段の活躍で子供からの人気も急上昇している将棋について紹介します。

もし、子供が将棋に興味を持っているなら、水泳やピアノと同じく習い事のひとつとして将棋をはじめてみてはいかがでしょうか?

プロ棋士になるためには?

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若干14歳のプロ棋士「藤井聡太」四段が、歴代最多連勝記録を打ち立てたことで、高い注目を浴びている将棋界。

その藤井四段は、5歳の時に祖父母から将棋を習い始めました。

将棋に限ったことではありませんが、プロになるためには幼少期から努力に努力を重ねる必要があります。

ちなみに、プロ棋士の年収は、最も多い羽生善治三冠で1億円前後にもなりますが、ほとんどの棋士は1000万円に満たないのが現実です。

1.奨励会に入ることがプロへの第一歩

プロ棋士になるためには、「奨励会」と呼ばれる将棋連盟が主催しているプロ養成所に入会する必要があります。

入会方法はいくつかあるのですが、一般的にはプロ棋士から「推薦」をもらって入会試験に合格する必要があります。

つまり、奨励会に入る時点で、プロの目に留まるほどの「強さ」が必要なのです。

2.習い事として将棋教室に通わせる

全国各地に現役のプロ棋士が主催している「将棋教室」があるので、将棋好きの子供に通わせてみるとよいでしょう。

日本将棋連盟「プロ棋士・指導棋士の将棋教室

努力して頭角を現せば、奨励会への推薦がもらえる可能性があります。

プロになるという「夢」をもって将棋教室に通わせることは素晴らしいことです。

しかし、現実にプロになるのは至難の業。

仮に夢が叶わないとしても、将棋教室では多くの大人達と対局する機会もあるため、マナーや社会性を養うことができます。

3歳・4歳・5歳の将棋の始め方

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将棋は、藤井聡太四段のように身近な家族から教わることが最初の第1歩です。

しかし、最初から8種類20枚の駒(コマ)を使って将棋をすることは幼児にとって非常に難しいものです。

そこで段階を踏んで将棋に興味をもってもらい、強くなるための本格的な指導は将棋教室に通って教えてもらうようにしましょう。

1.将棋に慣れ親しむ

将棋には、大人でも難しいと感じる「漢字」がたくさん書かれています。

そのため「苦手意識」を持ってしまう子供も多数います。

実は将棋には様々な遊び方があります。

「遊び」を通じて、将棋の駒への抵抗感を下げていきましょう。

まわり将棋

将棋盤と駒をつかった2人対戦の「すごろく」ゲームです。

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お互いに「歩」1枚を将棋盤の「隅」(対角線状)に置きます。

4枚の「金」をさいころのように振って、出た目を合計した数だけマスを移動します。

裏 ⇒ 0マス
表 ⇒ 1マス進む
横向き ⇒ 5マス進む
上向き ⇒ 10マス進む
下向き ⇒ 20マス進む

マスは将棋盤の端を時計回りに移動します。

コマが将棋盤を1週するか。「隅」に止まると大きなコマに変ります。

歩 ⇒ 香 ⇒ 桂 ⇒ 銀 ⇒ 角 ⇒ 飛車 ⇒ 王将

早く王将になった人が勝ちです。

自然に「駒」の格(強さ)を学ぶことができます。

将棋崩し

2~4名で対戦するゲームです。

将棋の四角い箱に、全ての駒を入れた状態で将棋盤にひっくり返して「山」を作ります。

指1本だけを使って、音を立てないようにコマを将棋盤の外に出します。

出したコマは自分のものになります。

もし、「カタッ」と音が鳴ってしまったらその瞬間に、次の人に交代します。

山がすべてなくなり、最後に持っているコマの数が一番多い人が勝ちです。

はさみ将棋

2名で対戦するゲームです。

それぞれ9枚の「歩」を将棋盤の端に並べます。

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「歩」は左右上下のいずれかに動かすことができます。
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交互に1つずつ「歩」を動かし、相手の「歩」を自分の2つの「歩」で挟み込むと相手の「歩」を取ることができます。
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1つだけはなく、隣同士で並んでいる「歩」の両端を挟めば、2個以上とることが可能です。

相手の「歩」を全てとったほうが勝ちです。

2.「どうぶつしょうぎ」で対局する

「どうぶつしょうぎ」とは将棋を子供たちに普及させる目的で女流棋士が考案した簡易的な将棋ゲームです。

難しい「漢字」ではなく、子供にも受け入れられる「どうぶつ」の絵をモチーフにしています。

ルールは本物の将棋とよく似ていて、4種類の異なる動き方をする駒を使って、相手の「ライオン(王将)」をとるというゲームです。

将棋教室でも初めて将棋をする子供の練習用として使われています。

各コマには動かせる印が描いてあるので、幼児でもすぐに動かし方を覚えることができます。

なお、対象年齢は4歳からとなります。

3.スタディ将棋で駒の動かし方を覚える

「どうぶつしょうぎ」にも慣れたら、いよいよ本将棋をはじめてみましょう。

本将棋をはじめる子供は、「くもん出版」から販売されている「スタディ将棋」を使うことが多くなっています。

「どうぶつしょうぎ」と同じく動かせる方向が描かれているため、わざわざ動かし方を覚えなくても将棋を楽しむことができるからです。

実は、話題の藤井四段も子供のころに使用していました。

藤井四段への注目度があがるにつれて、「スタディ将棋」も人気となっているため、現在は品薄状態になっています。

習い事としての将棋の効果

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将棋はゲームのひとつであるため、将棋を一生懸命頑張ったからと言って学校の成績がよくなるわけではありません。

しかし、将棋を楽しむことによる副次的なメリットがいくつもあります。

1.礼儀・マナーをおぼえる

将棋教室に参加すると、同世代はもちろん、年上のお兄さんから年配のおじいちゃんまで幅広い年代の人と対局をすることになります。

将棋も日本の古い武道とおなじく「礼」に始まり「礼」に終ることを重んじているため、しっかりとした礼儀作法を身に着けることができます。

2.地道な努力の大切さを学べる

将棋で強くなるためには、無数にある局面において、どのように指した方が有利かと言う「記憶」が極めて重要です。

したがって、過去の棋譜を地道に覚えるという作業が必須になります。

将棋以外の分野でも良い成績を収めるために努力が必要と言うことが理解できるようになるでしょう。

3.達成感を得ることができる

一生懸命努力をして、今まで勝てなかった相手に勝てた時の喜びはとても得難いものです。

その喜びを知っているからこそ、日々の地道な努力を続けることができるのです。

将棋の世界は細かく「級」にわかれており、自分がどんどん強くなっているという実感が持ちやすく、特にやり始めの時は達成感を得やすい習い事であると言えます。