オムツはいつまで続く?-夜のオムツがいらなくなるまで-

夜のおむつが不要になる年齢や、夜のオムツを外すタイミングについて詳しく解説します。

「夜もおむつを外したい」、「おねしょの後始末がたいへん」というママ・パパは参考にしてください。

夜でもオムツがいらなくなるのは何歳ごろ?

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本格的なトイレトレーニングを初めて1ヵ月もすると日中はおむつなしでも過ごせるようになります。

しかし、夜のおむつだけはなかなか外せないという子どももたくさんいます。

いったい何歳になったら夜のおむつが必要なくなるのでしょうか?

少し古いですが、参考になるデータがあります。

日本小児健保協会が幼児健康に関する研究結果を厚労省に報告しています。

平成12年度の調査では、「おねしょ(夜尿)をほとんどしない」子供の割合は以下の通りです。

2歳3歳4歳5~6歳
35.6%63.3%76.8%84.4%

反対に「時々失敗する」子供の割合は以下のようになっています。

2歳3歳4歳5~6歳
29.3%27.4%16.9%12.7%

このデータに基づいた結論としては、3歳になると過半数の子供が夜のオムツが必要なくなるということです。

一方で、時々失敗する子供が5~6歳で約10%いるということなので、10人に1人くらいは、小学生でも夜におむつがあったほうが安心という状況のようです。

まずは、3歳を目安におむつをしないで寝るチャレンジしてみましょう。

夜のオムツを外すタイミング

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とはいえ発達には個人差があるため、年齢だけを目安に夜のおむつを外すのは、ちょっと不安ですよね?

そこで、夜におむつをとってもいい目安を紹介します。

1.寝る前におしっこができる

大人もそうですが、それほど尿意を感じていなくても、寝る前にはおしっこを必ずしますよね?

同じように、子供も寝る前にトイレに行って、おしっこが出せるようになると夜のオムツが必要なくなる目安のひとつとなります。

2.朝起きた時におむつが濡れていない

寝ている間は「抗利尿ホルモン」の働きによって、尿の濃度が濃くなり、腎臓で作られる尿の量が減ります。

これにより一晩中、おしっこを我慢することができるようになるのです。

朝起きた時に、おむつが濡れていないということは、膀胱の容量が大きくなり、さらに「抗利尿ホルモン」も働くようになった兆候となります。

なお、冬などの汗をかきにくい時期は尿の量が多くなり、おもらしすることが多くなる場合があります。

3.夜中に「トイレにいく」と言える

おもらししないためには、我慢できないほどの尿意を感じたら、ベッドから起きてトイレでおしっこをする必要があります。

2~3歳くらいだとまだ一人でトイレに行くことができないかもしれません。

しかし、ママやパパに「おしっこいきたい」と言えるのであれば、おむつを外す目安になります。

親としては、おむつをはかせている段階で、言ってくれるのが理想ですが、実際には、おねしょを何度か体験しないと、なかなか自分から言うようにはなりません。

だからと言って、無理に夜に起こしてトイレに連れて行くことは逆効果になることがあるので気を付けましょう。

4.子供がオムツを嫌がる

子供自身が「おむついらない」という意思を親に伝えたのであれば、おねしょする・しないに関わらず、夜のおむつを卒業するひとつの目安になります。

おねしょの後始末のことを考えると、気が引けるかもしれませんが、子供の意思を尊重して、思い切っておむつをとってしまいましょう。

時々、失敗すると思いますが、決して怒らずに根気よく見守りましょう

夜のオムツはいつまで使えるか?



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いくらオムツをはいていても、一晩中おむつを交換しないと、おしっこの回数や量によっては漏れてしまうことがあります。

そんなときに心強いのが「夜専用オムツ」。

現在、販売されている「夜専用オムツ」はユニチャーム社の「オヤスミマン」だけです。

「オヤスミマン」にはLサイズとビッグサイズがあります。

Lサイズのオムツとしては最も吸収量が多いそうです。

さらにビッグになると吸収量はなんと「500ml」

これなら大人でも安心・・・。

しかし対応できる体重は25kgまでとなっています。

なお、8歳の平均体重が25.7kg(厚生労働省「平成26年国民健康・栄養調査」)となっています。

つまり、体重が25kgになる小学校2年生までに、なんとか夜のオムツも卒業できるといいですね。

もし、小学2~3年生になっても、頻繁におねしょをするのであれば、小児科や泌尿器科などで相談してみましょう。


オヤスミマン ビッグ 女の子


<参考出典>
幼児健康度に関する継続的比較研究

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