2歳~2歳6か月の体と言葉の発達について

自己主張が強くなりイヤイヤ期がはじまる2歳~2歳6か月。

体と言葉の発達についてまとめました。

体の発達

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※発達には個人差があります。不安なことがあれば、身近な保育士の先生や、かかりつけの小児科医に相談しましょう。

1.身長

2歳0~6か月未満
⇒女子85.5cm(±6.5cm)
⇒男子87.1cm(±6.5cm)

2.体重

2歳0か月~2歳6か月未満
⇒女子11.61kg(±2.2kg)
⇒男子12.23kg(±2.3kg)

3.歩行

歩行が安定し、1km以上でも自分の足で歩くことができるようになります。

階段やお山など、傾斜があるところでも、手を使わずに、昇ることができるようになります。

走り回ることも多く、「よーい、どん!」と声を掛けると、楽しそうに駆けっこをします。

しかし、「とまって」と言っても、方向転換をしたり急に停まったりすることが上手にできないため、外出の際に、保護者は目が離さないように注意が必要です。

4.手

指先の運動機能が発達してきます。

例えば、以下のようなことができるようになります。

  • ドアノブを回して、扉を開ける
  • みかんやぶどうの皮をむいて食べる
  • ハサミで新聞紙が切れるようになる
  • クレヨンで円が書けるようになる
  • 精神の発達

    自立心が強くなって、なんでも自分でしたいと思うようになる時期です。

    着替えでも、歯磨きでも、「じぶん、じぶん」と言って、親に手を出されることを拒否して、自ら挑戦しようとします。

    一方で、自分の思い通りにやらせてくれないと、反抗して、怒ったり、泣いたりします。

    そのため、この時期は「第一次反抗期」「イヤイヤ期」と呼ばれ、親を困らせる場面が多くなります。

    「自分でやりたい」という意思を尊重してあげると、子供は満足します。

    同時に、親に受け入れられているという安心感を持つことができます。

    ただし、危険なことや社会のルールに反するような要求に対しては、子供の思いを受け止めつつも、「やってはいけない」ということをしっかりと伝えていく必要があります。

    この場合、2歳頃の子供は思い通りにならず泣き叫ぶかもしれませんが、年齢が上がるにつれて少しずつ自分の感情をコントロールすることができるようになります。

    言葉の発達

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    1.使用する言葉

    2歳から2歳6か月前後で300~500語を話すようになります。

    また、この時期は、単語だけでなく2つの言葉をつなげる「二語文」で話せるようになります。

    「二語文」の例
    「こうえん、いく」
    「まんま、たべる」
    「わんわん、こわい」

    言葉の発達は、男の子に比べて女の子のほうが早い場合が多く、中には3語文を話す子供もいます。

    一方で、言葉の発達の個人差は非常に大きく、3歳になってから初めて有意語(意味のある言葉)をしゃべる子供もいます。

    2歳頃の子供の場合、どんな言葉を話すかということ以上に、大人が話していることを理解できているかどうかがより重要になります。

    2.大人の話を理解

    この頃は、大人が話している言葉にたいする理解も進んできます。

    2つの内容で構成された声かけに反応するようになります。

    例)
    「○○してから、××しようね」

    お着替えしてから、お外に行こうね
    歯磨きしてから、積み木で遊ぼうね

    「○○だから、××しようね」

    辛い辛いだから、こっちを食べようね
    あっちっちだから、触ってはダメよ

    このような言葉を繰り返し聞くことで、行動に反映させることができるようになってきます。

    ただし、心はまだまだ未熟であるため、何でも親から言われた通りにするということはありません。

    子供自身の「こうしたい!」という気持ちとぶつかって、泣いたり、怒ったりすることが頻繁にあります。

    3.言葉で意思表示

    泣く、怒るなどの態度で意思表示をするだけでなく、言葉での意思表示もするようになります。

    (例)
    「ヤダ」
    「もう1回」
    「ぼくも!(ほしい)」
    「ほうれんそう、いらない」
    「バス、のりたい」

    また、「これ、なに?」と、指差しして、興味を持ったモノについて、名前を聞いてくるようになります。

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