これで分かる「初正月」の全て

「初節句」と同じく、子供の成長を願うお祝である「初正月」。

しかし、「節句」と比べるとあまり馴染みがありませんよね。

「初正月」とは一体どんなお祝いなのか?

そして、どのようにお祝いをしてあげたらよいのか解説します。

「初正月」とは何か?

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生まれて初めて迎えるお正月のことを「初正月」と呼びます。

これは、生まれて初めての節句を「初節句」、生まれて初めての誕生日を「初誕生」と呼ぶことと同じです。

昔は、現代と違って医療技術が乏しかったため、赤ちゃんの生存率が低く、節目ごとに赤ちゃんの無事を感謝し、今後の健康を祈る風習がたくさんありました。

初正月はそのうちの1つです。

「初正月」には何をすればよいか?

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1.男の子には「破魔弓」、女の子には「羽子板」を贈る

「破魔弓(はまゆみ)」と「羽子板(はごいた)」が初正月を迎える男の子・女の子への贈り物として定着したのは江戸時代です。

古来より「弓」には邪気を払う力(破魔)があると考えられていたため、神社や宮中で、しめ縄で作られた的を矢で射たり、弓を使った占いが盛んに行われていました。

鎌倉時代からは武家の社会となったため、武勇を誇る正月の縁起物として破魔矢を家に飾るようになり、併せて初正月を迎えた男の子に「破魔弓」を贈って、健康や出世を祈願するようになりました。

一方、「羽子板」は室町時代に子供達の間で遊ばれるようになったと言われています。

羽根は、伝染病を媒介する蚊の天敵である「とんぼ」に見立てたもので、刺されて病気にならないようにという願掛けをしていたそうです。

江戸時代になると、歌舞伎の人気役者(女形)を板に描くようになったことで、歳末のお土産として人気になり、正月に贈るという風習が産まれました。

2.正月飾りを飾り付ける

最近では「鏡もち」くらいしか飾らないという若い世帯も増えていることでしょう。

しかし、一生に一度の「初正月」ですから、伝統的な正月飾りを一式揃えてお祝いしたいものです。

正月飾りとしては主に以下の4つの種類があります。

門松・・・門の前に飾り、幸福をもたらす「年神様」が降りてくる目印となる

しめ飾り・・・玄関や神棚に飾る「しめ縄」の飾り

床の間飾り・・・花、掛け軸、破魔弓、羽子板などを飾る

鏡もち・・・年神様へのお供え物

マンション住まいの場合には、玄関先に門松を置くことは難しいでしょうから、玄関の中に、ミニサイズの門松を置くとよいでしょう。

また、しめ飾りは玄関だけでなく、赤ちゃんが寝ているベビーベッドなどに飾ると初正月らしくなります。

床の間飾りも、そもそも床の間のない家がほとんどですので、カウンターやテーブルに破魔弓や羽子板を飾りましょう。

3.「お節」を食べる

お正月を祝う「お節」は、邪気を払って長寿を祈る料理です。

「お節」は正月の定番料理ですが、せっかくの初正月ですので、例年のお節よりも豪華にして、赤ちゃんの健康を家族みんなで祈願しましょう。

もし、月齢7~8か月以上で、離乳食もある程度進んでいるのであれば、お節を同じ縁起物の材料を使って赤ちゃん用の離乳食を作ってみましょう。

例えば、子宝に恵まれるといういわれのある里芋や、1年の邪気を払うとされる黒豆、子孫が繁栄するという卵と白身魚を使った伊達巻などは、赤ちゃんでも食べることができます。

もちろん、大人のお節とは別に、調味料を極力使わずに手作りしてあげましょう。

「破魔弓」「羽子板」の購入ガイド

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1.破魔弓と羽子板はそもそも買う必要があるのか?

破魔弓と羽子板は、初節句の雛人形や五月人形と比べると、それほど一般的ではありません。

しかし、地域によっては上巳(3月3日)の節句に「雛人形」と「羽子板」を、端午(5月5日)の節句に「五月人形」と「破魔弓」を一緒に飾ることを習慣としていることがあります。

こうした地域では、初節句の飾りに「破魔弓」や「羽子板」がない場合、「方飾り(かたかざり)」と呼んで、好ましくないと考えられています。

それぞれの家や地域にこのような風習があるなら、破魔弓と羽子板も購入したほうがよいでしょう。

また、こうした風習がない場合でも、少子化の影響で子供のお祝いを見直す向きもあります。

特に祖父母は、数少ない孫ためにしっかりとお祝いをしてあげたいと考える傾向があるようです。

2.誰が買うのか?

破魔弓と羽子板の金額は、いずれも3~10万円程度とかなり幅があります。

一般的には、この正月飾りは、ママの実家(母方の祖父母)から贈るのが慣習とされています。

初節句の飾りを購入する時と全く同じです。

しかし、破魔弓と羽子板を贈ることは、あまり一般的ではないため、何も言わずに実家から贈ってもらえるということはほとんどないでしょう。

もし、パパとママが欲しいと思っているのなら、基本的には自分たちでお金を出しましょう。

5万円以上するような高額な商品を買うのであれば、一部の費用をそれぞれの実家に援助してもらうとよいでしょう。

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